水力発電所の発電機出力
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度 後期(2019年11月10日(日)実施) No.8の問題です。論点は「発電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
水力発電所の発電機出力P〔kW〕を求める式として,正しいものはどれか。
ただし,各記号は次のとおりとする。
Q:水車に流入する水量〔m³/s〕
H:有効落差〔m〕
η_g:発電機の効率
η_t:水車の効率
解答欄
正解
正解:2.P=9.8QHη_gη_t〔kW〕
解き方
- 水の持つ理論出力は 9.8QH〔kW〕で,これに水車効率と発電機効率を掛けたものが発電機出力になる。
- P=9.8QHη_tη_g となる(選択肢2)。
- 9.8は重力加速度〔m/s²〕で,毎秒Q〔m³〕(質量1000Q〔kg〕)の水が落差H〔m〕を落ちるときの仕事率は 1000Q×9.8×H〔W〕=9.8QH〔kW〕となる。
- 例えば Q=10m³/s,H=50m,η_t=0.9,η_g=0.95 なら,P=9.8×10×50×0.9×0.95≒4190kW となる。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。出力は落差に比例するので,Hは2乗しない。
- 2.正しい。理論出力に効率を掛ける。
- 3.誤り。効率は掛けるもので,割るものではない。
- 4.誤り。効率で割ると理論出力より大きくなってしまう。
引っかけ:揚水ポンプの所要電力は逆に「9.8QH÷(ポンプ効率×電動機効率)」で効率で割る。
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論点ページ:発電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度 後期(2019年11月10日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する