汽力発電所の熱効率の向上
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.8の問題です。論点は「発電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
汽力発電所の熱効率の向上対策として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:2.復水器の圧力を高くする。
解き方
- 汽力発電の熱効率を上げるには,タービン入口の蒸気を高温・高圧にし,タービン出口(復水器)の圧力を低く(真空度を高く)して,タービンで利用できる熱落差を大きくする。
- 再熱サイクル(高圧タービンの出口蒸気をボイラーの再熱器で再加熱して低圧タービンで使う)や,節炭器・空気予熱器による排ガスの熱の回収も熱効率の向上に有効である。
- 復水器の圧力を高くするとタービン出口の蒸気の温度・圧力が上がって熱落差が小さくなり,効率は下がる。よって2が不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。再熱サイクルであり,蒸気の湿り度を抑えてタービンの損失を減らし,熱効率が向上する。
- 2.不適当。復水器の圧力は低くする(真空度を高める)ほど熱落差が大きくなり,熱効率が向上する。
- 3.適当。入口蒸気を高温・高圧にすると蒸気のもつ熱エネルギーが大きくなり,熱効率が向上する。
- 4.適当。節炭器でボイラー給水を排ガスで予熱し,煙突から捨てる熱を回収する。
引っかけ:入口は「高温・高圧」,出口(復水器)は「低圧(高真空)」。再熱・再生(抽気で給水加熱)・節炭器・空気予熱器はどれも効率向上策。
同じ論点の過去問
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論点ページ:発電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度 前期(2021年6月13日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する