工程管理
重要度 A施工管理法・基礎的な能力で出題過去問 41問
工程管理は、2級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録690問中41問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・基礎的な能力です。
要点:ネットワーク式工程表のクリティカルパスと工期の短縮、バーチャートの読み取り、歩掛りによる所要日数、工期と建設費の関係、経済的な工程計画。
覚える要点
- ネットワーク式工程表のクリティカルパスは開始から終了までの最長の経路で、その日数が全体工期。ダミー(点線)は日数0の作業として経路に含め、合流するイベントでは大きいほうの値をとる。ダミーを見落とした経路の日数が誤りの選択肢になる
- 作業を短縮したときは全経路を計算し直す。クリティカルパス上にない作業を短縮しても工期は縮まず、クリティカルパス上の作業でも次に長い経路の日数までしか縮まない
- ネットワーク式工程表は作業の関連とクリティカルパスが明確で計画変更にも対応しやすいが、作成に多くのデータと労力が要る。バーチャートは各作業の日数は分かるが、作業の関連と工期に影響する作業は分からない
- バーチャートの読み取りでは、最後の工種を短縮すれば全体工期も縮むが、途中の工種の短縮・遅れが全体工期を変えるとは読み取れない(遅れても最後の工種の完了より前に終われば工期は延びない)
- 建設費は直接費(労務費・材料費・機械運転費)と間接費(共通仮設費・現場管理費など)からなる。工期を短縮すると直接費は増え、間接費は減る(工期の延長でほぼ直線的に増える)
- 直接費と間接費の合計(総建設費)が最小になる工期が最適工期。間接費はクラッシュ・タイムで最小、ノーマル・タイムで最大
- 経済的な工程計画は、段取り待ち・材料待ちの損失をなくし、機械設備・仮設資材を必要最小限にして反復使用し、作業員を平準化し、突貫工事を避けて経済速度で施工する。作業可能日数は暦日数から休日と天候などの作業不能日数を引いて推定する
- 歩掛りの所要日数は延べ人・日÷人数で、端数は切り上げる。高木130本・100本当たり25人・日・6人なら32.5÷6=5.42日で6日、張芝1,300m²・100m²当たり3人・日・6人なら39÷6=6.5日で7日
勉強のしかた:毎回2〜3問(17回で41問)出る。ネットワーク式工程表のクリティカルパス(ダミーを通る経路)か作業短縮後の工期、建設費と工期の関係、経済的な工程計画、バーチャートの読み取り、歩掛りによる日数が順に出る。計算問題は全経路を書き出し、日数の端数を切り上げる手順を練習する。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、工程管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.27:作業を短縮したら、他の経路が新しいクリティカルパスにならないかを必ず確かめる。
- 令和7年度 後期 No.26:工期を短くすると直接費が増え、工期を長くすると間接費が増える。
- 令和7年度 後期 No.27:ダミー(破線)は日数0の作業として、合流点では大きいほうの値をとる。
- 令和7年度 前期 No.25:端数が出たら作業が終わらないので,日数は必ず切り上げる。
- 令和7年度 前期 No.26:ダミーを通る経路(B→D→ダミー→E)を見落とすと,A→E→Hの13日を選んでしまう。
- 令和7年度 前期 No.27:経済的な工程計画は「必要最小限・反復使用・平準化・損失時間の削減」。
この論点の問題
人力床掘りの歩掛と所要日数令和8年度 前期 No.25
経済的な工程計画の留意事項令和8年度 前期 No.26
ネットワーク式工程表(作業短縮と全体工期)令和8年度 前期 No.27
直接工事費・間接工事費と工期令和7年度 後期 No.26
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和7年度 後期 No.27
歩掛による作業日数(高木植栽・張芝)令和7年度 前期 No.25
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和7年度 前期 No.26
経済的な工程計画の留意事項令和7年度 前期 No.27
工程管理(作業可能日数・直接費・間接費)令和6年度 後期 No.26
バーチャート工程表の読み取り令和6年度 後期 No.27
歩掛による所要日数(張芝・高木植栽)令和6年度 後期 No.39
ネットワーク式工程表(作業日数短縮と工期)令和6年度 前期 No.26
経済的な工程計画の留意事項令和6年度 前期 No.27
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和5年度 後期 No.26
工期と建設費の関係(間接費・最適工期)令和5年度 後期 No.27
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和5年度 前期 No.26
工事の建設費と工期(直接費・間接費)令和5年度 前期 No.27
バーチャート工程表の読み取り令和4年度 後期 No.26
経済的な工程計画の留意事項令和4年度 後期 No.27
工期・建設費曲線(直接費・間接費・最適工期)令和4年度 前期 No.24
歩掛りによる作業日数(高木植栽・張芝)令和4年度 前期 No.25
ネットワーク式工程表(作業の短縮と全体工期)令和4年度 前期 No.26
経済的な工程計画の留意事項令和3年度 後期 No.26
バーチャートとネットワーク式工程表の比較令和3年度 後期 No.27
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和3年度 前期 No.26
工事費と工期の関係令和3年度 前期 No.27
工程・原価・品質の相互関係令和2年度 後期 No.26
工程計画作成の留意事項令和2年度 後期 No.29
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和2年度 後期 No.30
工程管理(工期と費用・施工速度と品質)令和元年度 後期 No.29
ネットワーク式工程表の特徴令和元年度 後期 No.30
ネットワーク式工程表のクリティカルパス令和元年度 前期 No.29
経済的な工程計画の留意事項令和元年度 前期 No.30
バーチャート工程表の読み取り平成30年度 後期 No.29
工期と建設費の関係(ノーマル・クラッシュ・最適工期)平成30年度 後期 No.30
経済的な工程計画の留意事項平成30年度 前期 No.29
ネットワーク式工程表(作業短縮による工期の短縮日数)平成30年度 前期 No.30
張芝工事の歩掛りと所要日数平成29年度 No.33
工事の建設費と工期(直接費・間接費)平成29年度 No.35
ネットワーク式工程表のクリティカルパス平成29年度 No.36
バーチャート工程表の読み取り平成29年度 No.37
同じ分野で出る論点
施工管理法・基礎的な能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。