施工計画

重要度 A施工管理法・基礎的な能力で出題過去問 38問

施工計画は、2級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録690問中38問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・基礎的な能力です。

要点:施工計画の各計画と事前調査(現場条件と契約条件)、デミング・サークル、歩掛りによる所要日数、産業廃棄物と特定建設資材。

覚える要点

  • 労務計画は作業員の職種・人数・調達・配置、機械計画は機械の選定・台数・調達、資材計画は材料の数量・納期・調達先・保管、輸送計画は資機材・建設機械の輸送経路、仮設備計画は仮設物の設置・維持管理・撤去・跡片付け
  • 作業員の安全管理活動(安全ミーティングなど)や緊急時の連絡体制は安全管理(安全衛生)計画。沿道障害・騒音振動の防止、建設副産物の再利用、現場内の作業環境の保全は環境保全計画で、品質管理計画・労務計画とする選択肢は誤り
  • 施工計画は要求品質の確保と安全を最優先にし、過去の実績だけでなく新しい工法・技術も検討し、全社的な技術水準で検討する。発注者の工期が最適とは限らず、工期内でさらに経済的な工程を探す
  • 現場条件の事前調査は地形・地質・土質・地下水・植栽基盤、地下埋設物、植栽樹木の供給源・価格・運搬路、建設副産物の処理方法、労務の供給・賃金など。工事中止の損害の負担、価格変動による契約変更、契約不適合責任の範囲は契約条件
  • デミング・サークルは計画(Plan)→実施(Do)→検討(Check:計画と実施結果を比較検討)→処置(Act:ずれに対する是正処置)の順。事前調査は計画、施工データの記録は実施の段階
  • 歩掛りによる所要日数は、延べ人・日(数量÷単位数量×歩掛り)÷人数で求め端数は切り上げる。張芝720m²・100m²当たり3人・日・3人なら21.6÷3=7.2日で、7日以内には終わらない。1日の最小人数も切り上げ(4.8人→5人)
  • 廃棄物処理法では、工作物の新築・改築・除去に伴う木くず、コンクリート・れんがの破片(がれき類)、廃プラスチック類が産業廃棄物。街路樹など植栽の維持管理で出る剪定枝葉は一般廃棄物、建設発生土は廃棄物ではない
  • 建設リサイクル法の特定建設資材はコンクリート、コンクリート及び鉄から成る建設資材、木材、アスファルト・コンクリートの4つ。れんが・廃プラスチック・ガラスくず・建設発生土は特定建設資材廃棄物ではない

勉強のしかた:毎回2〜3問(17回で38問)出る。施工計画の各計画の中身、現場条件と契約条件の区別、デミング・サークル、歩掛りによる日数、産業廃棄物と特定建設資材が定番。基礎的な能力の問題(No.37〜40)でも8回出ており、〔工事に係る条件〕と合わせて現場条件の調査や施工計画の中身を全て選ぶ形になる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、施工計画で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 後期 No.39:「契約書・約款を読めば分かること」は契約条件、「現地や周辺で調べること」は現場条件と分ける。
  • 令和7年度 前期 No.24:特定建設資材は「コンクリート・コンクリート及び鉄・木材・アスファルト・コンクリート」の4つ。建設発生土は含まれない。
  • 令和7年度 前期 No.39:労務計画は「人の手配」,安全衛生計画は「安全の活動」,環境保全計画は「騒音・振動・副産物」と内容で分ける。
  • 令和6年度 前期 No.25:特定建設資材は「コンクリート・コンクリート及び鉄・木材・アスファルト・コンクリート」の4品目。
  • 令和6年度 前期 No.39:同じ「木」でも、工作物の解体で出た木くずは産業廃棄物、剪定枝・伐採木は一般廃棄物として扱われる。
  • 令和5年度 後期 No.24:同じ木でも「工作物の新築・改築・除去に伴う木くず」は産業廃棄物、「剪定枝葉・伐採木(維持管理)」は一般廃棄物として扱われる。

この論点の問題

施工計画の内容(仮設備・労務・資材・環境保全)令和8年度 前期 No.24
建設副産物と産業廃棄物令和7年度 後期 No.25
施工計画の事前調査(現場条件)令和7年度 後期 No.39
特定建設資材廃棄物(建設リサイクル法)令和7年度 前期 No.24
施工計画の内容(労務・輸送・品質・環境保全)令和7年度 前期 No.39
デミング・サークル(施工管理の手順)令和6年度 後期 No.24
施工計画の内容(労務・機械・資材計画)令和6年度 前期 No.24
建設リサイクル法の特定建設資材廃棄物令和6年度 前期 No.25
本工事で発生する産業廃棄物令和6年度 前期 No.39
建設副産物と産業廃棄物の区分令和5年度 後期 No.24
歩掛りによる一日の最小作業員数令和5年度 後期 No.25
施工計画の現場条件の事前調査令和5年度 後期 No.37
施工計画の内容(仮設備・輸送・品質管理・環境保全)令和5年度 前期 No.24
デミング・サークル(施工管理の手順)令和5年度 前期 No.25
施工計画の事前調査事項令和4年度 後期 No.24
張芝・高木植栽の歩掛りと所要日数令和4年度 後期 No.39
建設副産物と産業廃棄物(建設発生土)令和4年度 前期 No.27
施工計画の内容(出来形管理・労務・品質管理・環境保全)令和4年度 前期 No.39
施工計画の内容(安全管理計画など)令和3年度 後期 No.24
建設リサイクル法の特定建設資材廃棄物令和3年度 後期 No.25
施工計画の現場条件の事前調査令和3年度 後期 No.39
建設副産物と産業廃棄物令和3年度 前期 No.25
施工計画の作成(労務・環境保全・資材・工程)令和3年度 前期 No.39
施工計画の内容(労務・機械・輸送・仮設備)令和2年度 後期 No.27
建設副産物のうち産業廃棄物に該当するもの令和2年度 後期 No.28
デミング・サークル(施工管理の手順)令和元年度 後期 No.26
施工計画の事前調査事項令和元年度 後期 No.27
建設リサイクル法の特定建設資材廃棄物令和元年度 後期 No.28
張芝作業の歩掛りと所要日数令和元年度 前期 No.26
施工計画の内容(環境保全・品質・労務・資材)令和元年度 前期 No.27
建設リサイクル法の特定建設資材廃棄物令和元年度 前期 No.28
高木植栽の歩掛りと所要日数平成30年度 後期 No.26
施工計画の事前調査事項(現場条件)平成30年度 後期 No.27
施工計画の項目(安全管理・輸送・出来形管理・資材)平成30年度 前期 No.26
施工計画を作成する場合の留意事項平成30年度 前期 No.27
造園工事の廃棄物(産業廃棄物に該当しないもの)平成30年度 前期 No.28
施工計画の項目(機械・品質・環境保全・労務)平成29年度 No.31
デミング・サークル(施工管理の手順)平成29年度 No.34

同じ分野で出る論点

施工管理法・基礎的な能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。