樹木の規格・植栽基盤の調査
重要度 A施工管理法・基礎的な能力で出題過去問 30問
樹木の規格・植栽基盤の調査は、2級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録690問中30問・重要度A)。出題されるのは施工管理法・基礎的な能力です。
要点:公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)の寸法規格(樹高・幹周・枝張・株立物)と品質規格、植栽基盤の調査と判定(長谷川式土壌貫入計・透水試験)。
覚える要点
- 樹高は樹冠の頂端から根鉢の上端までの垂直高で、一部の突出した枝は含まない。幹周は根鉢の上端から1.2m上がりの位置で測り、その部分で枝が分岐しているときはその上部を測る
- 枝張は四方に伸びた枝の幅で、測定方向で長短があるときは最長と最短の平均値とする(一部の突出した枝は含まない)。最長の値や総和の70%とする選択肢は誤り
- 株立物の幹周は各幹の周長の総和の70%(所要の樹高の70%に満たない幹は数えない)。平均や最も太い幹の周長では判定しない。例:0.10+0.15+0.15=0.40m×0.7=0.28m
- 株立物の樹高は、2本立は1本が所要の樹高に達し他は70%以上、3本立以上は過半数が所要の樹高に達し他は70%以上。所要3.0mの3本立なら2本が3.0m以上で残りが2.1m以上(ちょうど2.1mも可)
- 樹木の品質規格は樹姿(樹形・幹・枝葉の配分・枝葉の密度・下枝の位置)と樹勢(生育・根・根鉢・葉・樹皮・枝・病虫害)で表示する。樹高・幹周・枝張・株立数は寸法規格の項目
- 品質規格は項目ごとに全て満たして合格。枝葉の配分は四方に均等、根・根鉢は乾燥していない、葉にしおれがない、枝は徒長枝・枯損枝が処理済み。樹皮の損傷や過去の病虫害は痕跡がほとんど目立たなければよい
- シバ類の品質規格は、葉が均一に密生し一定の高さに刈り込まれ、根が乾燥・土くずれしておらず、雑草・異品種の混入がなく、根際に刈りカスや枯れ葉が堆積していないこと
- 植栽基盤の調査は、土壌硬度が長谷川式土壌貫入計(S値は1回の打撃で入る深さで、小さいほど硬い)、排水性が現場簡易透水試験器、土壌pHがpHメーター、土性が指触による判定
勉強のしかた:毎回2問前後(17回で30問)出て、令和3年度からは基礎的な能力の問題(No.37〜40)でも毎回1問出る。株立物の樹高(過半数と70%)と幹周(総和×0.7)の計算、枝張(最長と最短の平均)、幹周の測定位置(1.2m)、品質規格の判定の5つが繰り返し問われる。能力問題では搬入された樹木やシバの合否を全て選ぶので、規格の文言を一つずつ確かめる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、樹木の規格・植栽基盤の調査で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.28:幹周の測定位置は1.2m。株立の幹周は各幹の周長の総和の70%。
- 令和8年度 前期 No.40:一つの項目でも規格を満たさなければ不合格。ほかの項目が良くても合格にはならない。
- 令和7年度 後期 No.40:株立物の樹高は、2本立は「1本が所要の樹高、他は70%以上」、3本立以上は「過半数が所要の樹高、他は70%以上」。
- 令和7年度 前期 No.28:幹周の測定位置は「根鉢上端から1.2m,分岐していればその上部」。
- 令和7年度 前期 No.40:シバの葉の規格は「生き生き」だけでなく「均一に密生し,一定の高さに刈込んである」ことまで求める。
- 令和6年度 後期 No.40:株立の幹周は「最大の幹の周長」ではなく「各幹の周長の総和の70%」で判定する。
この論点の問題
規格基準の用語(枝張・幹周)令和8年度 前期 No.28
搬入材料の品質規格の判定(ソメイヨシノ・ノシバ)令和8年度 前期 No.40
株立物の樹高の規格(ヤマボウシ3本立)令和7年度 後期 No.40
規格基準の用語(幹周・株立物の樹高・単幹)令和7年度 前期 No.28
搬入材料の品質規格の判定(ヤマボウシ・ノシバ)令和7年度 前期 No.40
株立のコナラの幹周(寸法規格の判定)令和6年度 後期 No.40
株立物の幹周の規格(3本立以上)令和6年度 前期 No.29
搬入材料の品質規格の判定(コナラ・ノシバ)令和6年度 前期 No.40
樹木・シバ類の品質規格の判定令和5年度 後期 No.29
株立高木(ヤマボウシ)の樹高の寸法規格令和5年度 後期 No.38
株立物の樹高と幹周の判定(3本立)令和5年度 前期 No.28
ソメイヨシノ・ノシバの品質規格の判定令和5年度 前期 No.40
規格基準の寸法規格(枝張・単幹・樹高・株立)令和4年度 後期 No.28
株立のエゴノキの幹周の判定令和4年度 後期 No.40
株立ヤマボウシの樹高の寸法規格の判定令和4年度 前期 No.40
規格基準(株立の樹高と2本幹の幹周)令和3年度 後期 No.29
規格基準の品質規格の判定(樹皮・葉・根・枝)令和3年度 後期 No.40
樹木の寸法規格(枝張・幹周・単幹・樹高)令和3年度 前期 No.28
株立物の樹高の寸法規格(ナツツバキ3本立)令和3年度 前期 No.40
株立樹木の樹高の規格(3本立)令和2年度 後期 No.32
植栽基盤の調査項目と調査方法令和元年度 後期 No.31
樹木の品質規格(樹姿・樹勢)令和元年度 後期 No.32
株立樹木の樹高・幹周の判定令和元年度 前期 No.32
品質規格の表示項目(樹姿・樹勢・シバ・草花)令和元年度 前期 No.33
規格基準の寸法規格(樹高・幹周・枝張・株立)平成30年度 後期 No.32
3本立以上の樹木の幹周の寸法平成30年度 後期 No.33
樹木・シバ類の品質規格の判定平成30年度 前期 No.31
規格基準の用語(幹周の測定位置と枝張)平成30年度 前期 No.32
樹木の品質規格の判定(樹姿・樹勢)平成29年度 No.38
株立物の樹高と幹周の判定平成29年度 No.39
同じ分野で出る論点
施工管理法・基礎的な能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。