アスファルト・混合物の材料
重要度 A舗装で出題過去問 38問
アスファルト・混合物の材料は、1級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録600問中38問・重要度A)。出題されるのは舗装です。
要点:アスファルト・乳剤・骨材・フィラー、混合物の種類と配合設計。
覚える要点
- 舗装用石油アスファルトは針入度で分類し、数値が小さいほど硬い。一般地域は60〜80、積雪寒冷地域は80〜100、流動対策は40〜60などより硬いもの。20〜40はグースアスファルトなどに用いる
- 乳剤の用途:PK-3はプライムコート、PK-4はタックコート、PKR-T(ゴム入り)は接着力を高めるタックコート、MN-1(ノニオン系)はセメント・アスファルト乳剤安定処理。プレミックスは事前混合、プラントミックスは製造時投入
- 改質アスファルトの型:Ⅱ型・Ⅲ型は耐流動、H型はポーラスアスファルト混合物。トリニダッドレイクアスファルトはグース・ロールドの改質材
- 骨材:海砂はアスファルト混合物では塩分の支障なし。混合物用砕石のすり減り減量は30%以下(路盤用は50%以下)、加熱ですり減りが大きくなる花崗岩・頁岩は表層に使わない。製鋼スラグは鋼の製造で生じエージングが必要
- フィラーは石灰岩の石粉のほか消石灰・セメント・回収ダスト(プラントの集じん装置で回収)・フライアッシュ。スクリーニングスは砕石製造時の2.36mm以下の細骨材
- マーシャル配合設計の基準値は空隙率・飽和度・安定度・フロー値で、動的安定度はホイールトラッキング試験の指標。耐流動対策は2.36mm通過量を下限側・アスファルト量を下限側、摩耗・剥離対策はアスファルト量を多め(上限側)
- 剥離防止は消石灰・セメントを混合物全質量の1〜3%、剥離防止剤はアスファルト全質量の0.3%以上。F付き混合物はフィラーが多く耐摩耗用で、F/Aを大きくとる
- ポーラスアスファルト混合物は目標空隙率20%程度、突固め両面各50回、最適アスファルト量はダレ試験とカンタブロ試験で決める。密度の大きい骨材ではアスファルト量(質量%)は小さくなる
勉強のしかた:分野2で毎年3〜4問出る。「針入度の大小」「乳剤の記号と用途」「対策とアスファルト量の向き(流動は少なめ、摩耗・剥離は多め)」を軸に整理し、各年の問題で向きを逆にした肢を探す練習を繰り返す。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、アスファルト・混合物の材料で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問13:回収ダストは「プラントの集じん装置」、スクリーニングスは「砕石製造時」と発生場所で区別する。
- 令和8年度 問16:空隙率が大きいことと「フィラーを用いない」ことは別である。
- 令和8年度 問17:動的安定度(DS)の確認は「必要に応じて」行う試験である。
- 令和8年度 問20:アスファルトは原油精製の残渣である。精製技術の向上で残渣が減るという関係を押さえる。
- 令和7年度 問13:コンクリートでは塩分が問題になる海砂が、アスファルト混合物では問題にならないことを逆手にとっている。
- 令和7年度 問15:積雪寒冷地域は軟らかめ(80〜100)、流動対策は硬め、という2つの方向を混同させる。
この論点の問題
舗装用骨材として用いる材料令和8年度 問13
加熱アスファルト混合物令和8年度 問16
密粒度アスファルト混合物の配合設計令和8年度 問17
アスファルトの代替舗装材料技術の背景令和8年度 問20
加熱アスファルト混合物の材料令和7年度 問13
舗装に用いる瀝青材料令和7年度 問15
混合物の種類とアスファルト量の順序令和7年度 問17
密粒度混合物を表層に用いる舗装の各種対策令和7年度 問18
加熱アスファルト混合物の配合設計令和7年度 問21
アスファルト混合物に用いる骨材・材料令和6年度 問14
舗装に用いる瀝青材料令和6年度 問15
アスファルト混合物の種類と特性令和6年度 問18
各種の加熱アスファルト混合物令和6年度 問19
加熱アスファルト混合物に用いる骨材・フィラー令和5年度 問14
加熱アスファルト混合物の配合設計令和5年度 問18
舗装に用いる瀝青材料令和4年度 問14
加熱アスファルト混合物の特性令和4年度 問18
ポーラスアスファルト混合物令和4年度 問19
加熱アスファルト混合物に用いる骨材令和3年度 問15
舗装に用いる瀝青材料令和3年度 問16
加熱アスファルト混合物の各種対策令和3年度 問18
加熱アスファルト混合物の配合設計令和3年度 問19
舗装に用いる骨材とフィラー令和元年度 問15
舗装に用いる瀝青材料令和元年度 問16
密粒度混合物の配合設計と耐流動対策令和元年度 問18
加熱アスファルト混合物の剥離防止対策令和元年度 問19
アスファルト混合物に用いる材料平成30年度 問14
舗装に用いる瀝青材料平成30年度 問15
加熱アスファルト混合物の配合設計平成30年度 問18
アスファルト混合物に用いる添加材料平成30年度 問20
アスファルト混合物に用いる材料平成29年度 問14
舗装に用いる瀝青材料平成29年度 問15
ポーラスアスファルト混合物の配合設計平成29年度 問17
加熱アスファルト混合物の各種対策平成29年度 問18
アスファルト混合物に用いる骨材平成28年度 問14
舗装に用いる瀝青材料平成28年度 問15
加熱アスファルト混合物の配合設計平成28年度 問17
加熱アスファルト混合物の各種対策平成28年度 問18
同じ分野で出る論点
舗装では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。