公園施設
重要度 A造園施工で出題過去問 38問
公園施設は、2級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録690問中38問・重要度A)。出題されるのは造園施工です。
要点:運動施設(陸上競技場・テニスコート・野球場)、遊具の安全な設置、移動等円滑化に配慮した園路、アスファルト舗装の施工。
覚える要点
- 車いす使用者に配慮した園路は、原則として有効幅180cm以上、縦断勾配5%以下、横断勾配1%以下(やむを得ない場合は幅120cm・縦断勾配8%・横断勾配2%)。出入口の幅は120cm以上
- 階段に併設する傾斜路は勾配8%以下とし、高さ75cm以内ごとに長さ150cm以上の踊場を設ける。出入口に車止めを設けるときは、相互の間隔の一つ以上を90cm以上とする
- 屋外の運動施設(陸上競技場・サッカー場・テニスコート)は長軸を南北にとり、メインスタンドは西側に置く。野球場は競技者が主体なら本塁を北、観衆が主体なら本塁を南に置き、恒風の方向に長軸を一致させる
- 表面排水は、トラックが走る方向1/1,000以下・横断方向1/100以下、フィールドは中心から周辺へ均等、テニスコートはサイドラインからサイドラインへの片流れ(ネットを頂部にした山形にしない)、内野は投手板付近から周囲へ、外野は塁線から外周へ
- アンツーカは粘土を焼成・粉砕した人工土で水はけがよく乾燥が早い。クレイ舗装は降雨後の乾燥が遅く霜害を受けやすい。天然芝は周期的な養生期間が要り、樹脂系・人工芝は天候の影響をほとんど受けない
- 一方向ぶらんこのスイングクリアランスは350mm、全方向ぶらんこは400mmを基準に+100mmまで(250mmは不足。遊具の安全確保に関する指針の改訂第3版でも同じ)。滑り台の減速部の終端上端部は着地面から250mm程度以下、砂場の砂の深さは300mm程度以上
- アスファルト舗装のプライムコートは路盤の上に散布して混合物とのなじみをよくし、タックコートは混合物の層と層の付着をよくする。透水性舗装ではプライムコートを散布しない
- アスファルト混合物の敷均し温度は110℃以上、締固めは継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧の順で、二次転圧は70〜90℃で終える。上下層の継目は重ねず、降雨時は敷均しを中止し敷き均した分は速やかに締め固める
勉強のしかた:毎回2〜3問(17回で38問)出る。車いす使用者に配慮した園路の数値(幅180cm・縦断5%・横断1%・踊場150cm・車止め90cm)、運動施設の方位と排水勾配、運動施設の舗装、遊具の寸法、アスファルト舗装の施工が繰り返し問われる。数値の穴埋めが多いので、原則の値と「やむを得ない場合」の値を取り違えないようにする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、公園施設で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.15:トラックは「走る方向1/1000以下、横方向1/100以下」。
- 令和8年度 前期 No.16:ぶらんこのスイングクリアランスは一方向350mm、全方向400mmが基準(+100mmまで許容)。
- 令和7年度 後期 No.14:敷均し110℃以上、初転圧110〜140℃、交通開放は表面温度50℃以下が目安である。
- 令和7年度 後期 No.15:アンツーカは降雨後の乾燥が早く、乾き過ぎを防ぐ散水が要る。クレイ舗装は降雨後の乾燥が遅く、乾燥するとほこりが立ちやすい。
- 令和7年度 前期 No.14:園路の通路は車いす同士がすれ違える180cm,出入口は120cm,車止めの間隔は車いすが通れる90cm。
- 令和7年度 前期 No.15:競技場の長軸は南北,メインスタンドは西側(西日を背にする)が基本である。
この論点の問題
運動施設の排水勾配令和8年度 前期 No.15
遊具の設置(すべり台・ぶらんこの寸法)令和8年度 前期 No.16
アスファルト舗装の施工令和7年度 後期 No.14
運動施設の舗装の性質令和7年度 後期 No.15
車いす使用者に配慮した園路の幅と車止め令和7年度 前期 No.14
運動施設(排水勾配・寸法・方位)令和7年度 前期 No.15
遊具の設置(鉄棒・滑り台・砂場・ぶらんこ)令和7年度 前期 No.16
運動施設の長軸方向令和6年度 後期 No.15
アスファルト舗装の施工(プライムコート・転圧)令和6年度 前期 No.14
運動施設の舗装の性質令和6年度 前期 No.15
児童用の滑り台の寸法令和6年度 前期 No.16
車いす使用者に配慮した園路(縦断勾配と踊場)令和5年度 後期 No.14
運動施設(方位と排水勾配)令和5年度 後期 No.15
遊具の設置(ぶらんこ・砂場・鉄棒の寸法)令和5年度 後期 No.16
運動施設(サッカー場・陸上競技場)令和5年度 前期 No.15
アスファルト舗装の施工令和4年度 後期 No.14
運動施設の舗装の特徴令和4年度 後期 No.15
遊具の寸法(砂場・ぶらんこ・鉄棒・滑り台)令和4年度 後期 No.16
車いす使用者に配慮した園路(有効幅・横断勾配)令和4年度 前期 No.14
運動施設(方位・排水勾配)令和4年度 前期 No.15
一方向ぶらんこのスイングクリアランスと人止め柵令和4年度 前期 No.16
運動施設の表面排水(勾配の方向)令和3年度 後期 No.15
車いす使用者に配慮した園路(縦断勾配・車止め)令和3年度 前期 No.14
運動施設の方位と配置令和3年度 前期 No.15
アスファルト舗装の施工(転圧温度・継目・タックコート)令和2年度 後期 No.16
運動施設の舗装の性質令和2年度 後期 No.17
遊具の設置(ぶらんこ・滑り台・砂場の寸法)令和2年度 後期 No.18
車いす使用者に配慮した園路(有効幅・踊場)令和元年度 後期 No.16
運動施設の長軸方向令和元年度 後期 No.17
運動施設の表面排水(勾配の方向)令和元年度 前期 No.17
アスファルト舗装の施工平成30年度 後期 No.16
運動施設(方位・コートとトラックの計測)平成30年度 後期 No.17
サンドピット型砂場(底・砂場枠・砂場柵)平成30年度 後期 No.18
運動施設の舗装(クレイ・アンツーカ・樹脂系・天然芝)平成30年度 前期 No.16
車いす使用者に配慮した園路の有効幅と横断勾配平成30年度 前期 No.17
遊具の設置(砂場・シーソー・ぶらんこ・鉄棒)平成30年度 前期 No.18
アスファルト舗装のプライムコートの目的平成29年度 No.19
陸上競技場(メインスタンドの位置・排水勾配)平成29年度 No.21
同じ分野で出る論点
造園施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。