建設業経理士の学習スケジュール(第40回から逆算)

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

次回の第40回は2027年3月14日(日)に実施されます。申込は2026年11月10日から12月10日までなので、「申し込んでから勉強を始める」つもりでいると、試験までの期間は3か月を切ります。この記事では、申込日を起点に、残り期間ごとの進め方を示します。

第40回までの日程を先に押さえる

スケジュールは試験日からの逆算で組みますが、途中に申込や受験票などの締切があります。公式サイトで案内されている第40回の日程は次のとおりです。

日付できごとメモ
2026年11月10日(火)0:00インターネット申込の開始受験級・科目はここで確定し、申込後は変更できません
2026年12月10日(木)23:59インターネット申込の締切コンビニ決済を選んだ場合の支払期限は12月18日(金)23:59
2027年2月18日(木)受験票の発送予定日受験地の変更は2月4日〜2月15日16:00に限り可能(会場の空き次第)
2027年3月14日(日)第40回 試験日1級財務諸表 9:30〜、財務分析 12:00〜、原価計算・2級 14:40〜
2027年5月14日(金)10:00合格発表1級の科目合格は合格通知書に記載する日から5年間有効

試験日から逆算すると、3か月プランの開始日は申込締切の直後(12月中旬)になります。申込を済ませたらそのまま学習を始める、と決めておくと切れ目ができません。日程の詳細は申込手順の記事にまとめています。

3か月プラン(12月中旬開始):2級、または1級1〜2科目

12月14日ごろから始めると試験まで13週間あります。簿記の学習経験がある人が2級を受ける場合、または2級合格者が1級を1〜2科目受ける場合に向いた長さです。週ごとの進め方を4つの段階に分けます。

期間段階やること
第1〜3週(12月中旬〜1月初め)型を知る配点30点以上の大問(2級・財務諸表は精算表、財務分析は第5問、原価計算は第5問)を時間無制限で3回分解き、解説と論点ページで基本を確認する
第4〜7週(1月)大問を1つずつ固める残りの大問を出番の多い型から順に、同じ型の過去問を3〜4回分まとめて解く。1級は記述の要点を毎日10分書く
第8〜11週(2月)通しで解く週2回、1回分を本番の試験時間で解き、大問ごとの所要時間と得点を記録する。70点に届かない回は、落とした大問の型に戻る
第12〜13週(3月初め〜前日)仕上げ印刷した解答用紙に手書きで精算表・原価計算表を埋める練習を3回。間違えた論点のメモを読み返し、新しい問題には手を出さない

年末年始をどう使うかで3か月プランの密度は変わります。第1〜3週に休みが入るので、ここで「型を知る」段階を終えておくと、1月からは仕事と並行しても週5〜6時間の学習で回せます(当サイトの目安。過去問1回分を解いて復習するのに試験時間と同じくらいの時間がかかる前提で、週に1回分+論点の復習を見込んだ数字です)。

簿記の学習がまったく初めての人が2級を受ける場合は、3か月プランの前に仕訳の基礎(勘定科目と借方・貸方のルール)を身につける期間が別に必要です。申込前の11月から始めてください。

6週間プラン(1月末開始):2級の経験者、1級1科目

2月1日ごろから始めると、試験まで6週間です。簿記2級程度の知識がある人が2級を受ける場合や、1級を1科目に絞る場合に現実的な長さです。3か月プランから「型を知る」段階を圧縮し、過去問を通しで解く回数を減らします。

  1. 第1〜2週:配点の重い大問だけ。精算表(または第5問)を毎日1枚、時間無制限で解きます。2週間で6〜8枚解けば、決算整理事項の顔ぶれと欄の位置は覚えられます。
  2. 第3〜4週:残りの大問を型ごとに。2級なら工事別原価計算表・部門費振替表・配賦差異・材料元帳の4型、1級財務諸表なら第4問の周期的な型、財務分析なら第3問の逆算と第4問、原価計算なら第4問の意思決定を優先します。第2問のような小問集合は、過去問で出た論点だけを拾います。
  3. 第5週:通しで2回。本番の試験時間で解き、時間配分を確認します。この段階で70点に届かなければ、第6週は新しいことをやめ、落とした大問の型だけを繰り返します。
  4. 第6週:解答用紙の練習と見直し。印刷した解答用紙への手書き練習を2回、間違いノートの読み返しを毎日。

6週間プランで1級を2科目受けるのは、どちらも中途半端になりやすいので勧めません。科目合格は5年間有効なので、1科目を確実に取るほうが合計の受験回数は減ります。

2週間プラン(2月末開始):直前の総仕上げ

2週間で合格水準まで持っていくのは、すでに一通り学習が済んでいる人の仕上げに限られます。ゼロから2週間で2級に合格するプランは、当サイトでは提案しません。

  • 1〜7日目:毎日1回分を本番の試験時間で解き、翌日の最初に前日の間違いを解き直す。7回分で直近の出題の型を一巡できます。
  • 8〜11日目:7回分の記録から、配点の重い大問で落とした論点を3つ選び、論点ページと過去問で集中して潰す。
  • 12〜13日目:印刷した解答用紙に手書きで埋める練習。1級の記述は、模範解答の要点を見ずに3テーマ書けるかを確認する。
  • 前日:新しい問題は解かない。受験票・筆記用具・電卓・時計を用意し、会場までの経路と入室時刻を確認する(試験当日の持ち物と注意点)。

1級の科目をどう組み合わせるか(科目合格は5年有効)

1級は財務諸表・財務分析・原価計算の3科目で、科目ごとに合否が決まります。合格した科目は合格通知書に記載する日から5年間有効で、その間に3科目そろえば1級合格です。公式の受験の手引では、たとえば第36回で合格した科目は令和12年5月8日までに行われる試験まで有効、と案内されていました。つまり、5年の間に10回前後の試験があり、急いで3科目を同時に受ける必要はありません。

同日に3科目を受けることは時間割上は可能です(財務諸表 9:30〜11:00、財務分析 12:00〜13:30、原価計算 14:40〜16:10)。ただし朝から夕方まで3科目分の集中力が要るうえ、受験料は3科目同時で14,720円、1科目なら8,120円です。不合格の科目があれば、その科目を次回また受けることになります。

組み合わせの考え方

進め方向いている人ねらい
1回に1科目ずつ(3回で完成)仕事と並行する人、2級合格直後の人各科目に3か月ずつ使える。最短1年半で1級
財務諸表+原価計算 → 財務分析2級の精算表と原価計算が得意な人2級の延長で学べる2科目を先に取り、公式暗記が中心の財務分析を最後に集中して仕上げる
財務諸表+財務分析 → 原価計算財務諸表の構造(BS・PL)を読むのが得意な人財務諸表の知識を財務分析の比率計算にそのまま使う。合格率の低い原価計算に時間を残す
3科目同時学習時間を十分に取れる人、経審の加点を急ぐ会社の人1回で済めば最短。落とした科目だけ次回に回せる

どの組み合わせでも、最初に受ける科目は、配点の重い大問が2級の延長にあるもの(財務諸表か原価計算)にすると、2級の学習の記憶が残っているうちに1科目目が取れます。財務分析は公式の暗記量が多い代わりに、記述テーマの範囲が比較的はっきりしているので、集中して3か月使える回に受けるのが向いています。

科目合格の有効期間は「5年間」ですが、起算日は合格通知書に記載する日です。1科目目を取った年を記録しておき、3科目目の受験が期限内に収まるかを申込時に確認してください。

よくある質問

申込前から勉強を始めてもよいですか?

むしろ申込前から始めるのが理想です。申込期間は2026年11月10日〜12月10日で、締切から試験日までは3か月あまりしかありません。簿記が初めての人は11月から仕訳の基礎を始めてください。

9月の第41回に回したほうがよいか迷っています。

2級は3月実施回のほうが合格率が高い傾向が続いています(直近では第36回47.2%、第37回32.2%、第38回47.5%)。準備が間に合うなら3月の回を受けるほうが有利です。理由の読み方は合格率の記事で説明しています。

1級の3科目を同じ日に受けられますか?

受けられます。時間割は財務諸表が9:30〜11:00、財務分析が12:00〜13:30、原価計算が14:40〜16:10で、受験料は3科目同時で14,720円です。ただし1級と2級など他の級との同日受験・申込はできません。

2級と1級を同じ回に受けられますか?

できません。公式サイトに「1級と他の級の同日受験及び申し込みはできません」と案内されています。2級合格後に1級を受けてください。

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出典・参考:R8下期 建設業経理検定試験(建設業振興基金)、R8下期 インターネット受験申込(建設業振興基金)、建設業経理検定試験とは(建設業振興基金)、受験の手引(建設業振興基金・PDF)

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