利益分配性向(配当率・配当性向)
重要度 A第2・5問で出題過去問 11問
利益分配性向(配当率・配当性向)は、建設業経理士1級 財務分析の第29〜39回(11回)のうち10回で出題された論点です(収録78問中11問・重要度A。うち11問は2期分の財務諸表による諸比率の算定・健全性分析の体系の一部として出題)。出題されるのは第2問・第5問です。
要点:配当率=配当金÷資本金(期中平均)×100、配当性向=配当金÷当期純利益×100で求める。配当金の額は別添資料の付記事項に「繰越利益剰余金を原資として実施した配当の額」として与えられる。第5問問1で毎回どちらかが出る。
覚える要点
- 配当率=配当金÷資本金×100。主要比率表の資本金は期中平均だが、過去問では両期とも同額なので期末残高で割っても同じ値になる。
- 配当性向=配当金÷当期純利益×100。配当率と混同しない(分母が資本金か当期純利益か)。
- 配当金の額は付記事項の「繰越利益剰余金を原資として実施した配当の額」を使い、純キャッシュ・フローの計算でも同じ額を差し引く。
- 利益分配性向分析は健全性分析の一つで、当期純利益のうち株主への報酬に充てた割合を示すのが配当性向。
勉強のしかた:第5問の問1で毎回どちらかが出る確実な得点源。配当金の所在(付記事項)と2つの分母を暗記して、計算に時間をかけず次の比率に進む。
この論点を含む問題
次の問題では、2期分の財務諸表による諸比率の算定・健全性分析の体系の中の一部として利益分配性向(配当率・配当性向)が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と生産性分析(付加価値・資本生産性・設備投資効率・労働生産性の3要因分解)の空欄補充第38回 第5問
健全性分析の体系(資本構造・投資構造・利益分配性向)と各比率の意味第37回 第2問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と収益性分析(自己資本利益率のデュポン分解・経審の資本利益率)の空欄補充第37回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と建設業の流動性分析(建設業特有の勘定科目への配慮と別法のある比率)の空欄補充第36回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)とキャッシュ・フロー分析(資金概念・主要比率・純キャッシュ・フロー・資金運用表と資金繰表)の空欄補充第35回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と生産性分析(労働生産性の要因分解)・経営事項審査の経営状況(Y)の空欄補充第34回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と回転期間・回転日数による分析文の空欄補充第33回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と出資者の見地からみた収益性指標の分解(空欄補充)第32回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と建設業特有の流動性比率・滞留月数分析の空欄補充第31回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と健全性分析(自己資本と他人資本、固定資産と長期資本のバランス)の空欄補充第30回 第5問
2期分の財務諸表による諸比率の算定(A〜J)と資本利益率の分母・分子・分解に関する空欄補充第29回 第5問
同じ大問で出る論点
第2・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
A 生産性分析:労働装備率・設備投資効率・資本集約度・資本生産性A 活動性分析(回転率・回転期間・滞留月数)A 収益性分析(資本利益率:ROA・ROE・事業利益・経営資本)A 建設業特有の流動性比率(未成工事収支比率・立替工事高比率・運転資本保有月数・必要運転資金)A 損益分岐点分析(固変分解・損益分岐点比率・安全余裕率・目標利益)A キャッシュ・フロー分析(純CF・完成工事高CF率・営業CF対流動負債比率)
出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。