建設業法

重要度 A法規で出題過去問 34問

建設業法は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中34問・重要度A)。出題されるのは法規です。

要点:許可、請負契約、主任技術者・監理技術者、施工体制台帳、元請負人の義務。

覚える要点

  • 国土交通大臣許可は2以上の都道府県に営業所を置く場合、知事許可は1の都道府県だけの場合。施工できる区域や請負金額に違いはなく、知事許可でも他県の工事ができる。特定・一般の区分とは別
  • 下請代金の総額が5,000万円以上(建築一式工事は8,000万円以上)なら特定建設業の許可と監理技術者が、公共性のある重要な工事で請負代金が4,500万円以上(同9,000万円以上)なら技術者の専任が必要(2025年2月からの金額)
  • 許可の有効期間は5年。軽微な建設工事(建築一式工事以外は500万円未満)を超える工事は下請負人でも許可が要り、許可を受けた業種に附帯する他の工事も請け負える
  • 許可業者は元請・下請や請負金額(軽微な工事でも)にかかわらず主任技術者を置く。主任技術者の職務は施工計画・工程管理・品質管理などの技術上の管理と指導監督で、一切の事項を処理するのは現場代理人
  • 管工事の主任技術者になれるのは2級管工事施工管理技士(第二次検定の合格者)、建築設備士+実務1年、10年以上の実務経験者など。一級・二級建築士は要件にならない
  • 発注者は他から請け負ったものでない工事の注文者(建設業者でなくてよい)、元請負人は下請契約の注文者で建設業者であるもの。建設業は元請・下請を問わず工事の完成を請け負う営業
  • 現場の標識には商号、代表者の氏名、一般・特定の別、主任技術者・監理技術者の氏名などを書き、現場代理人の氏名は書かない。請負契約書に下請負人の名称は書かない(施工体制台帳に書く)
  • 見積書は注文者の請求があれば請負契約の成立までに交付する。完成検査は通知から20日以内、下請代金は支払を受けてから1月以内。一括下請負は公共工事と共同住宅の新築では承諾があっても禁止

勉強のしかた:毎回2問。許可(大臣・知事、特定・一般、軽微な工事)と主任技術者(配置・職務・資格要件)が中心。金額の基準は2023年・2025年に引き上げられたので現行の金額で覚え、主任技術者と現場代理人の役割の違いを押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、建設業法で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 後期 No.43:知事許可と大臣許可の違いは「営業所の所在地」だけで、工事の場所や金額には関係しない。
  • 令和7年度 後期 No.44:現場代理人は請負契約上の代理人で、建設業法の標識の記載事項ではない。
  • 令和7年度 前期 No.43:500万円未満の軽微な工事は「許可がなくても請け負える」のであって、許可業者の主任技術者の配置が免除されるのではない。
  • 令和7年度 前期 No.44:一括下請負は「公共工事」と「共同住宅の新築」では例外なく禁止、それ以外は発注者の書面承諾があれば可能である。
  • 令和6年度 後期 No.43:許可の要否は下請か元請かに関係なく、1件の請負金額(税込)で決まる。建築一式工事は1500万円未満又は延べ面積150m²未満の木造住宅が軽微な工事である。
  • 令和6年度 後期 No.44:主任技術者・監理技術者=技術上の管理、現場代理人=契約上の代理人、と役割を分けて覚える。

この論点の問題

請負契約書の記載事項令和8年度 前期 No.43
主任技術者(職務・資格要件)令和8年度 前期 No.44
建設業の許可(知事許可・主任技術者・一般建設業)令和7年度 後期 No.43
工事現場に掲げる標識の記載事項令和7年度 後期 No.44
建設業法(主任技術者・許可の更新)令和7年度 前期 No.43
建設業法(一括下請負・請負契約)令和7年度 前期 No.44
建設業の許可(軽微な建設工事)令和6年度 後期 No.43
主任技術者・監理技術者令和6年度 後期 No.44
建設業法の用語(発注者・元請負人)令和6年度 前期 No.43
建設業法(請負契約書の記載事項)令和6年度 前期 No.44
主任技術者の資格要件(管工事)令和5年度 後期 No.43
工事現場に掲げる標識の記載事項令和5年度 後期 No.44
大臣許可と知事許可の違い令和5年度 前期 No.43
管工事業の許可(下請負人・附帯工事)令和5年度 前期 No.44
建設業法(主任技術者・監理技術者)令和4年度 後期 No.43
建設業法(見積書・一括下請負・請負契約)令和4年度 後期 No.44
建設業法の用語の定義令和4年度 前期 No.43
建設業の許可(国土交通大臣の許可)令和4年度 前期 No.44
建設業法(管工事の主任技術者の要件)令和3年度 後期 No.43
建設業法(見積期間・契約書面・検査・下請代金)令和3年度 後期 No.44
工事現場に掲げる標識の記載事項令和3年度 前期 No.43
建設業法(見積書・一括下請負の禁止)令和3年度 前期 No.44
建設業の許可(附帯工事・許可の更新)令和2年度 後期 No.47
主任技術者・監理技術者の設置令和2年度 後期 No.48
建設業法の用語(発注者・下請契約)令和元年度 後期 No.47
国土交通大臣の許可が必要な場合令和元年度 後期 No.48
管工事の主任技術者の要件令和元年度 前期 No.47
建設業の許可(大臣許可と知事許可)令和元年度 前期 No.48
特定建設業の許可と監理技術者平成30年度 後期 No.47
管工事業の許可と主任技術者平成30年度 後期 No.48
建設業法の用語(発注者・元請負人・建設業)平成30年度 前期 No.47
建設業の許可(知事許可・主任技術者・専任の技術者)平成30年度 前期 No.48
国土交通大臣の許可が必要な者平成29年度 No.47
主任技術者(職務・専任・資格)平成29年度 No.48

同じ分野で出る論点

法規では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。