営業線近接工事の保安対策
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題A No.48の問題です。論点は「鉄道」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接して工事を施工する場合の保安対策に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) き電停止の手続きを行う場合は,その手続きを工事管理者が行うこととし,使用間合,時間,作業範囲,競合作業等について,あらかじめ監督員等と十分打合せを行う。
解き方
- 営業線工事保安関係標準仕様書(在来線)では、き電停止の手続きは停電責任者が行うこととし、使用間合・時間・作業範囲・競合作業等をあらかじめ監督員等と十分に打ち合わせるとしている。
- (1)は手続きを行う者を「工事管理者」としている点が誤りである。
- (2)建設用大型機械の留置場所(直線区間で建築限界の外方1m以上)、(3)可搬式特殊信号発光機の設置位置(800m以上手前から明滅を確認できる建築限界内が基本)、(4)線路閉鎖工事手続・保守作業手続による作業等での列車見張員等の配置の省略は、いずれも同仕様書の規定どおりである。よって適当でないものは(1)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。き電停止の手続きは停電責任者が行う。工事管理者ではない。
- (2)適当。建設用大型機械は、直線区間では建築限界の外方1m以上離れ、列車の運転保安と旅客公衆等に対し安全な場所に留置する。
- (3)適当。可搬式特殊信号発光機は、作業現場から800m以上手前まで列車が来たときに運転士が明滅を確認できる位置に置き、建築限界内を基本とする。
- (4)適当。線路閉鎖工事手続や保守作業手続による作業等では、列車見張員等の配置を省略できる。
引っかけ:(3)の「建築限界内」は危なそうに見えて誤りと思いやすいが、規定どおりである。誤りは、手続きを行う者が「停電責任者」から「工事管理者」にすり替わっている(1)である。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.46鉄道の路盤の施工
令和8年度 問題A No.47鉄道の軌道の維持管理
令和8年度 問題A No.48営業線近接工事の保安対策
令和7年度 問題A No.46鉄道のコンクリート路盤の施工
令和7年度 問題A No.47鉄道の軌道の維持管理
論点ページ:鉄道の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題A No.48。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する