安全管理

重要度 A施工管理で出題過去問 30問

安全管理は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中30問・重要度A)。出題されるのは施工管理です。

要点:安全施工サイクル・KYK・TBM、墜落・飛来落下・感電の防止、活線近接作業、足場・高所作業車、特別教育。

覚える要点

  • 感電防止用漏電しゃ断装置・検電器具・短絡接地器具・絶縁用保護具は、その日の使用を開始する前に点検する(毎月1回なのは囲い・絶縁覆い)。絶縁用保護具の定期自主検査は6か月以内ごとに1回で記録を3年間保存し、検査標章を貼り付けた年月は記録事項ではない
  • 高圧活線近接作業では作業指揮者を置いても絶縁用防具の装着は省略できない。特別高圧の接近限界距離は22kV以下20cm、33kV以下30cm、66kV以下50cm、77kV以下60cm。高圧活線近接作業に作業主任者の選任義務はない
  • 玉掛けはつり上げ荷重1t以上が技能講習(1t未満は特別教育)、移動式クレーンの運転は5t以上が免許、高所作業車の運転は作業床の高さ10m以上が技能講習。アーク溶接は特別教育、ガス溶接は技能講習が要る
  • 作業主任者が要るのは、掘削面の高さ2m以上の地山の掘削、高さ5m以上の足場の組立て・コンクリート造の工作物の解体など。酸素欠乏危険作業主任者は技能講習の修了者から選任し(特別教育は作業者)、酸素濃度の測定記録は3年間保存する
  • 高さ2m以上の箇所は作業床・墜落制止用器具、3m以上の高所から物体を投下するときは投下設備を設ける。踏み抜きの危険のある屋根上の歩み板は幅30cm以上、屋内の通路は高さ1.8m以内に障害物を置かない。架設通路の勾配は30度以下、15度を超えると滑止めを付ける
  • 高所作業車の定期自主検査は1年以内ごとに1回と1月以内ごとに1回。土止め支保工は7日をこえない期間ごとに点検する(14日は誤り)
  • 職長教育の内容は作業方法の決定・労働者の配置、指導監督の方法、危険性の調査、異常時の措置などで、災害補償・工程管理・品質管理などの技術上の管理は含まない。度数率は死傷者数÷延労働時間数×1,000,000

勉強のしかた:10回すべてで3問出る。電気の点検(使用開始前と毎月1回の区別)、特別教育と技能講習の境目(玉掛け1t・高所作業車10m)、作業主任者が要る作業、墜落防止の数値(2m・3m・30cm)、職長教育の内容が定番で、令和3年度からは施工管理の必須問題に入っている。労働安全衛生規則の数値を表にして覚え、「作業指揮者を置けば防具を省略できる」のような言い換えに注意する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.65:電気の作業に作業主任者はない(活線作業は特別教育と作業指揮者)。
  • 令和8年度 No.66:職長教育は安全衛生の内容。品質・工程の管理は含まない。
  • 令和8年度 No.67:接近限界距離:22kV以下20cm,33kV以下30cm,66kV以下50cm,77kV以下60cm。
  • 令和7年度 No.65:記録は3年間保存。検査は6月以内ごとに1回。
  • 令和7年度 No.66:酸素18%以上,硫化水素10ppm以下。記録は3年間保存。酸素欠乏危険作業では作業主任者の選任と特別教育の両方が必要。
  • 令和7年度 No.67:アーク溶接は特別教育,ガス溶接は技能講習(又は免許)。

この論点の問題

作業主任者を選任すべき作業令和8年度 No.65
職長教育の内容令和8年度 No.66
活線近接作業の感電防止(労働安全衛生法)令和8年度 No.67
絶縁用保護具等の定期自主検査の記録令和7年度 No.65
酸素欠乏症等の防止(酸素欠乏症等防止規則)令和7年度 No.66
特別教育で就業できる業務令和7年度 No.67
作業主任者を選任すべき作業令和6年度 No.65
職長教育の内容令和6年度 No.66
電気による危険の防止(点検)令和6年度 No.67
墜落・飛来落下の危険の防止(労働安全衛生法)令和5年度 No.68
特別教育で就業できる業務(労働安全衛生法)令和5年度 No.69
明り掘削の作業の危険防止(労働安全衛生法)令和5年度 No.70
絶縁用保護具等の定期自主検査の記録令和4年度 No.68
高所作業車の作業(労働安全衛生法)令和4年度 No.69
電気による危険の防止(点検)令和4年度 No.70
酸素欠乏危険作業令和3年度 No.68
屋内に設ける通路令和3年度 No.69
墜落等による危険の防止令和3年度 No.70
作業主任者を選任すべき作業令和2年度 No.77
職長教育令和2年度 No.78
高圧活線近接作業令和2年度 No.79
移動式クレーンの運転と玉掛けの資格令和元年度 No.77
酸素欠乏危険作業令和元年度 No.78
墜落・飛来落下の危険防止令和元年度 No.79
架設通路の勾配平成30年度 No.77
高所作業車平成30年度 No.78
明り掘削の危険防止平成30年度 No.79
電気による危険の防止(点検)平成29年度 No.77
特別教育で就業できる業務平成29年度 No.78
度数率の算定式平成29年度 No.79

同じ分野で出る論点

施工管理では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。