アスファルト舗装の施工

重要度 A舗装で出題過去問 28問

アスファルト舗装の施工は、2級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録400問中28問・重要度A)。出題されるのは舗装です。

要点:混合物の製造・運搬・敷均し・締固め、継目、タックコート、寒冷期の施工、中温化。

覚える要点

  • 温度の目安:敷きならし110℃以上、初転圧110〜140℃(ヘアクラックが出ない限り高温で)、二次転圧終了70〜90℃、交通開放は表面温度おおむね50℃以下
  • 締固めの順序は継目転圧→初転圧→二次転圧→仕上げ転圧。初転圧はロードローラ、二次転圧はタイヤローラ(ニーディング作用で深さ方向に均一な密度)、振動ローラの後の仕上げはタイヤローラ
  • ローラは駆動輪をフィニッシャ側に向け、横断勾配の低い方から高い方へ転圧。振動ローラは速すぎると小波が出る。転圧直後の舗装上にローラを長時間止めない
  • 混合時間はできるだけ短く(バッチ式30〜50秒)、細粒分の多い混合物や改質アスファルトは長くする。最初のバッチは使わない。積込みは落差を小さくし運搬車を前後に動かして分けて積む。付着防止剤は少量、軽油は使わない
  • 寒冷期は製造温度を少し高め、保温運搬、敷きならし後直ちに締固め、ヘアクラック対策には線圧の小さいローラ。改質アスファルト混合物は粘度が高いので大型ローラで速やかに締め固める
  • 継目は上下層で重ねず(縦継目15cm以上、横継目1m以上ずらす)、表層の縦継目はレーンマークに合わせ車輪走行位置を避ける。長時間中断するときは端部まで転圧を完了する
  • タックコートは上下のアスファルト混合物層の接着が目的(PK-4、0.3〜0.6L/m²)、プライムコートは路盤となじみ・保護が目的(PK-3)。寒冷期は乳剤を加温して散布

勉強のしかた:分野2で毎年3問前後出る。温度の数値を順番に並べて覚え、「駆動輪/案内輪」「低い方/高い方」「継目は重ねる/ずらす」「混合時間は長く/短く」の向きの入替えを過去問で練習する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、アスファルト舗装の施工で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問14:「再生」の目的は旧アスファルトの再利用である。
  • 令和8年度 問15:「駆動輪」と「案内輪」の入れ替えである。
  • 令和8年度 問16:付着しやすいから「多めに」は誤り。油分はアスファルトの劣化を招く。
  • 令和8年度 問19:継目転圧が「最初」である点を押さえる。
  • 令和7年度 問14:ローラの付着防止に使う「切削油乳剤の希釈液」と「アスファルト乳剤」を混同させる。
  • 令和7年度 問15:「締固め不足を防ぐには重いローラ」という発想を誘う。ヘアクラックの原因は線圧過大・転圧温度の高すぎ・過転圧である。

この論点の問題

加熱アスファルト混合物の製造令和8年度 問14
加熱アスファルト混合物の施工令和8年度 問15
改質アスファルト混合物の舗設令和8年度 問16
密粒度アスファルト混合物の締固めの順序令和8年度 問19
加熱アスファルト混合物の製造・運搬令和7年度 問14
寒冷期の舗設令和7年度 問15
アスファルト舗装の継目令和7年度 問16
加熱アスファルト混合物の製造・運搬令和6年度 問16
タックコート令和6年度 問17
加熱アスファルト混合物の締固め令和6年度 問18
加熱アスファルト混合物の製造・運搬令和5年度 問16
改質アスファルト混合物の舗設令和5年度 問17
加熱アスファルト混合物の製造・運搬令和4年度 問16
アスファルト舗装の施工(温度・転圧)令和4年度 問17
寒冷期の施工令和4年度 問18
アスファルト混合物の製造設備令和3年度 問17
加熱アスファルト混合物の転圧令和3年度 問18
タックコート令和3年度 問19
寒冷期の加熱アスファルト混合物の施工令和元年度 問17
アスファルト舗装の継目令和元年度 問18
加熱アスファルト混合物の製造・運搬平成30年度 問16
加熱アスファルト舗装の締固め平成30年度 問17
加熱アスファルト混合物の製造・貯蔵平成29年度 問16
加熱アスファルト混合物の運搬平成29年度 問17
改質アスファルト混合物の舗設平成29年度 問18
加熱アスファルト混合物の施工(温度・散布量)平成29年度 問19
加熱アスファルト混合物の製造・運搬平成28年度 問16
アスファルト舗装の施工平成28年度 問18

同じ分野で出る論点

舗装では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。