維持修繕
重要度 A舗装で出題過去問 26問
維持修繕は、2級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録400問中26問・重要度A)。出題されるのは舗装です。
要点:路面の破損の種類と原因、路面性状調査、維持工法・修繕工法。
覚える要点
- 破損名の定義:ブリージング(アスファルトのにじみ出し、量の過多)、ブリスタリング(内部の水分の膨張による膨れ)、コルゲーション(縦断方向の波状凹凸、混合物の安定性不足)、ポリッシング(骨材が磨かれすべり抵抗低下)
- 原因の見分け:亀甲状ひび割れは路床・路盤の支持力低下、リフレクションクラックは下層の目地・ひび割れ(基層以下に原因)、ポットホールは締固め不良や水の浸入
- 工法と対象:パッチング(ポットホール・くぼみ)、シール材注入(幅の広いひび割れ)、切削工法(流動わだちの凸部・不陸)、表面処理(3cm未満の封かん層、すべり抵抗の回復)、薄層オーバーレイ(3cm未満)、オーバーレイ(3cm以上)
- わだち掘れは原因で工法が変わる:流動には切削や表層・基層打換え、摩耗には薄層オーバーレイやわだち部オーバーレイ。基層まで及ぶ流動は打換え
- 構造設計が必要なのは打換え・局部打換え・オーバーレイ・路上路盤再生などの修繕工法。表面処理(チップシール・フォグシール・カーペットコート)・パッチングは維持工法で不要
- 路上表層再生は表層を加熱してかきほぐし再生、路上路盤再生は既設混合物と路盤を破砕しセメント・乳剤で安定処理。バーステッチ・注入・目地補修はコンクリート舗装の工法
- 測定機器:たわみはベンケルマンビーム・FWD、平たん性は3mプロフィルメータ、わだち掘れは横断プロフィルメータ、すべり抵抗は振り子式(BPN)・DFテスタ。排水性トップコートは樹脂系材料
勉強のしかた:分野2で毎年2〜3問出る。破損名→原因→工法の対応表をつくり、「維持工法と修繕工法の区別」「わだちの原因別の工法」「アスファルト用とコンクリート用の工法の区別」で肢を切る練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、維持修繕で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問20:DFテスタの「DF」は Dynamic Friction(動摩擦)。(1) と (4) の測定対象が入れ替わっている。
- 令和8年度 問21:表面のすり減り系の損傷(骨材飛散・ポリッシング)と変形系の損傷(コルゲーション・わだち掘れ)の原因を区別する。
- 令和8年度 問22:維持工法(パッチング・表面処理・シール材注入等)と修繕工法(打換え・オーバーレイ等)の区別を問う。
- 令和7年度 問21:ポーラス舗装では、空隙をふさぐ工法は排水機能を失わせる点も判断材料になる。
- 令和7年度 問22:「平らにする」という目的は正しいが、使う材料(軟弱な発生土)が誤りである。
- 令和6年度 問22:ブリスタリング(膨れ)とブリーディング(アスファルトのにじみ出し)の混同。
この論点の問題
アスファルト舗装の調査(測定機器)令和8年度 問20
アスファルト舗装の損傷と原因令和8年度 問21
構造設計が必要となる補修工法令和8年度 問22
ポーラスアスファルト舗装の骨材飛散の補修令和7年度 問21
打換え工法の施工上の留意点令和7年度 問22
アスファルト舗装の損傷と発生原因令和6年度 問22
破損の種類と維持修繕工法令和6年度 問24
基層以下に原因がある路面の破損令和5年度 問23
維持修繕工法の名称と概要令和5年度 問24
構造設計を要しない修繕工法令和4年度 問22
損傷形態と維持修繕工法令和4年度 問23
維持修繕工法と使用材料令和4年度 問24
アスファルト舗装の損傷と原因令和3年度 問22
TA法による維持修繕の設計条件令和3年度 問23
維持修繕工法と施工機械令和3年度 問24
アスファルト舗装の調査機器令和元年度 問22
構造設計の対象となる修繕工法令和元年度 問23
維持修繕工法と使用材料令和元年度 問24
アスファルト舗装の損傷と発生原因平成30年度 問22
損傷形態と維持修繕工法平成30年度 問23
アスファルト舗装の維持修繕工法平成30年度 問24
破損の種類と維持修繕工法平成29年度 問23
アスファルト舗装の維持修繕工法平成29年度 問24
シール材注入工法が適する破損平成28年度 問22
補修工法と使用材料の組合せ平成28年度 問23
アスファルト舗装の補修工法平成28年度 問24
同じ分野で出る論点
舗装では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。