配電

重要度 B電気工学・電気設備で出題過去問 24問

配電は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中24問・重要度B)。出題されるのは電気工学・電気設備です。

要点:配電方式、中性点接地、電圧降下と電力損失、分散型電源の系統連系。

覚える要点

  • 分散型電源を自動的に解列しなければならないのは、発電設備の異常・連系する系統の事故・単独運転(低圧連系では高低圧混触事故・逆充電も)で、高調波やフリッカの発生は解列の事象ではない。非常用予備電源は分散型電源に含まれない
  • 単独運転の検出は周波数上昇・低下リレー、逆電力リレー、転送遮断装置などで行い、過電圧リレー・短絡方向リレーは単独運転の検出用ではない。転送遮断装置は遮断信号を通信回線で別の構内の遮断器に送る装置。解列箇所は受電用遮断器・発電設備の出力端の遮断器などで、変圧器保護用遮断器は含まない
  • 系統連系用保護装置の略記号はOV過電圧、UV不足電圧、OC過電流、G地絡、DS短絡方向、RP逆電力。OVGRは地絡過電圧、OCGRは地絡過電流
  • 高圧配電線の短絡保護は過電流継電器、地絡保護は地絡(方向)継電器。柱上変圧器の雷保護の避雷器は高圧側に施設する
  • 配電系統の電圧調整は、送り出しを変電所の負荷時タップ切換変圧器、こう長の長い線路の途中をSVRで行う。電力用コンデンサは電圧を上げる方向に働くので、軽負荷時の電圧上昇の抑制には使わない。フリッカの抑制にSVRは応答が遅く適さない
  • 高調波対策の直列リアクトルはコンデンサと高調波で共振しないように設ける。3心ケーブルの導体1条当たりの静電容量はC=Cs+3Cm(Δの容量をYに換算すると3倍)
  • 電柱の支線の許容引張強度は、電線の水平張力を支線の角度で分解し、最後に安全率を掛ける。単相3線式で中性線に電流が流れると、片側の電圧が下がりもう片側が上がる。直流環状線路はループを一周した電圧降下の和を0とおいて解く

勉強のしかた:10回すべてで2〜3問出る。分散型電源の系統連系(自動解列の事象・単独運転の検出・略記号)がほぼ毎回1問出て、ほかに配電線の保護、電圧調整、フリッカ・高調波の対策、計算(支線・単相3線式)が交互に出る。電技の解釈の系統連系の規定は用語の定義と解列の条件を中心に読み、OVGRとOCGRのような略記号は英語の頭文字で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、配電で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.22:解列箇所:受電用遮断器・出力端の遮断器・連絡用遮断器・母線連絡用遮断器。
  • 令和8年度 No.31:OV=過電圧,UV=不足電圧,OF・UF=周波数上昇・低下,G=地絡,DS=短絡方向,RP=逆電力。
  • 令和7年度 No.23:短絡=過電流継電器(OCR),地絡=地絡継電器(GR・DGR)。
  • 令和7年度 No.24:フリッカ対策は「速く応答する(SVC・可飽和リアクトル)」か「系統を強くする(専用変圧器・太線化・短絡容量の大きい系統から供給)」。SVRは遅い。
  • 令和6年度 No.23:単独運転防止:周波数(OFR・UFR),逆電力(RPR),転送遮断,能動的・受動的方式。短絡保護はDSR・UVR。
  • 令和6年度 No.24:送り出し=変電所のLRT(負荷時タップ切換変圧器),線路の途中=SVR,需要家近く=柱上変圧器のタップ。

この論点の問題

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出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。