配電系統の電圧調整
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.27の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
配電系統の電圧調整に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.こう長が長い配電線の末端で,軽負荷時の電圧上昇を抑制するために,電力用コンデンサを施設した。
解き方
- 配電系統の電圧は,負荷電流による電圧降下で変わる。重負荷時は電圧が下がり,軽負荷時は上がる(こう長が長いと静電容量の影響も出る)。
- 電力用コンデンサは進み電流を流して電圧を上げる方向に働くので,軽負荷時に入れると電圧はさらに上昇する。軽負荷時の電圧上昇を抑えるには,コンデンサを切り離すか分路リアクトルを用いる。
- 電力用コンデンサを施設したとした4が最も不適当である。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。変電所の負荷時タップ切換変圧器で,負荷に応じて送り出し電圧を調整する。
- 2.適当。こう長の長い配電線の途中に配電用自動電圧調整器(SVR)を入れ,下流の電圧を補償する。
- 3.適当。柱上変圧器のタップを変えて二次側(低圧)の電圧を調整する。
- 4.不適当。電力用コンデンサは電圧を上げる方向に働くので,軽負荷時の電圧上昇がさらに大きくなる。
引っかけ:コンデンサ=電圧を上げる,リアクトル=電圧を下げる。重負荷時はコンデンサを入れ,軽負荷時は切る。
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論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する