直流環状配電線路の電流
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.12の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図のような直流2線式環状配電線路において,AB間に流れる電流I〔A〕の値として,正しいものはどれか。
ただし,配電線の1線当たりの抵抗値は,AB間及びAC間が0.1Ω,BC間が0.2Ωとする。

解答欄
正解
正解:2.40A
解き方
- A→Bの電流をIとすると,Bで30Aが流出するのでB→CはI-30,Aに流入する100AのうちA→Cは100-Iとなる(Cでは(I-30)+(100-I)=70Aが流出する)。
- 環状線を一周した電圧降下の和はゼロ(キルヒホッフの第2法則)なので,A→B→Cの電圧降下とA→Cの電圧降下が等しい。0.1I+0.2(I-30)=0.1(100-I)。
- 0.4I=16からI=40Aとなり,2が正しい。このときB→Cは10A,A→Cは60Aである。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。I=30AではB→Cの電流が0となり,A→B経路の降下3Vに対しA→C経路の降下7Vとなって等しくならない。
- 2.正しい。A→B→Cの降下4+2=6V,A→Cの降下0.1×60=6Vで一致する(1線当たり)。
- 3.誤り。I=50Aでは,A→B→Cの降下9Vに対しA→Cの降下5Vとなり等しくならない。
- 4.誤り。60AはA→Cに流れる電流の値である。
引っかけ:ループを一周した電圧降下の和はゼロ。2線式は往復で降下が2倍になるが,両経路とも同じ倍率なので1線で計算してよい。
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→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する