電柱の支線の許容引張強度
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.21の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す高低圧架空配電線路において,電柱の支線に必要な許容引張強度T〔N〕の値として,正しいものはどれか。
ただし,支線は1条とし,安全率を1.5とする。

解答欄
正解
正解:4.480√5N
解き方
- 電柱の根元を支点として,電線の水平張力によるモーメントと支線の水平分力によるモーメントがつり合うとする。図の電線の張力は高さ12mで200N,高さ8mで100N,支線の取付け高さは10mである。
- 支線の水平分力Thは,Th×10=200×12+100×8=3 200N·mより,Th=320Nとなる。
- 支線は高さ10m,根開き5mなので長さは√(10²+5²)=5√5m。支線の張力T₀=Th×5√5/5=320√5Nで,安全率1.5を掛けてT=480√5Nとなる。したがって4が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。水平分力320Nを支線の張力に換算するときに高さと根開きの比を取り違えた値(320×√5/2)である。
- 2.誤り。160√5Nに安全率1.5を掛けた値で,張力の換算が誤っている。
- 3.誤り。安全率1.5を掛ける前の張力である。
- 4.正しい。320√5×1.5=480√5Nである。
引っかけ:支線の取付け高さ(10m)を腕の長さとして水平分力を求め,支線の長さ/根開きの比で張力に直す。最後に安全率を掛け忘れない。
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→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.21。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する