令和元年度 No.12論点:配電重要度 B配点 1点未着手

単相3線式配電線の電圧

これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.12の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す単相3線式の配電線がある。AB間の電圧Vabの値〔V〕とBC間の電圧Vbcの値〔V〕の組合せとして,正しいものはどれか。

ただし,配電線は抵抗分のみとし,各負荷の力率は100%とする。

変圧器の二次側が100V・100Vの単相3線式(中性線は接地)。各線の抵抗は0.2Ω。上の電圧線に負荷側へ25A,下の電圧線に電源側へ20Aが流れ,負荷側の端子A・B・C間にVab,Vbcの負荷がある。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:1.Vab:94V Vbc:97V

解き方

  1. 単相3線式の中性線には,上下の負荷電流の差が流れる。上の電圧線の電流は負荷側へ25A,下の電圧線は電源側へ20Aなので,中性線には25-20=5Aが負荷側から電源側へ流れる。
  2. 上側の負荷:Vab=100-0.2×25-0.2×5=100-5-1=94V。
  3. 下側の負荷:中性線の電流は下側の回路では電圧を上げる向きになるので,Vbc=100-0.2×20+0.2×5=100-4+1=97V。したがって1が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. 1.正しい。Vab=94V,Vbc=97Vである。
  2. 2.誤り。中性線の電圧降下を考えずに,電圧線の電圧降下だけで求めた値(100-5,100-4)である。
  3. 3.誤り。VabとVbcの大小が逆で,電流の多い上側のほうが電圧は低くなる。
  4. 4.誤り。Vbcは正しいが,Vabは電圧線の5Vと中性線の1Vの電圧降下を引いて94Vになる。
引っかけ:中性線の電流の向きで,電流の多い側は電圧がさらに下がり,少ない側は上がる。中性線の電圧降下を忘れない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する