高圧連系の分散型電源の自動解列
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.25の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合において,分散型電源を自動的に解列しなければならない事象として,「電気設備の技術基準とその解釈」上,定められていないものはどれか。
解答欄
正解
正解:4.連系している電力系統における高調波の発生
解き方
- 電気設備の技術基準の解釈第229条(高圧連系時の系統連系用保護装置)は,次の場合に分散型電源(発電設備等)を自動的に電力系統から解列することを求めている。
- 発電設備等の異常又は故障,連系している電力系統の短絡事故又は地絡事故,分散型電源の単独運転(又は逆充電)の3つである。単独運転は,系統側の停電時に分散型電源だけで系統の一部に送電し続ける状態で,作業者の感電などの危険がある。
- 高調波の発生は自動解列の事象に定められていないので,4が答えである。
選択肢ごとの解説
- 1.定められている。発電設備等の異常・故障時は解列する。
- 2.定められている。単独運転は周波数や電圧の変化から検出して解列する。
- 3.定められている。系統の短絡事故・地絡事故は,短絡方向継電器や地絡過電圧継電器などで検出して解列する。
- 4.定められていない。高調波は電力品質の面から流出の抑制が求められるが,自動解列の事象ではない。
引っかけ:解列の3事象は「発電設備の異常」「系統の事故」「単独運転」。高調波・力率・電圧変動は,連系の技術要件の話で,解列の事象には含まれない。
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論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する