配電系統の高調波と対策
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.27の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
配電系統における高調波に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:3.高調波障害の対策としては,コンデンサと共振するように直列リアクトルを設置する。
解き方
- 高調波対策としての直列リアクトルは,コンデンサ回路のインピーダンスを第5調波以上で誘導性にして,高調波の拡大(共振)を防ぐために設ける。一般にコンデンサ容量の6%のものを用いる。
- コンデンサと共振させると高調波電流が拡大するので,選択肢3が最も不適当。
選択肢ごとの解説
- 1.適当。インバータなどの電力変換装置は代表的な高調波発生源である。
- 2.適当。高調波は鉄損(渦電流損・ヒステリシス損)を増やし,変圧器の過熱や騒音の原因となる。
- 3.最も不適当。直列リアクトルは高調波に対して共振しないように設ける。
- 4.適当。短絡容量の大きい系統(インピーダンスの小さい系統)から受電すると,高調波電流による電圧ひずみが小さくなる。
引っかけ:直列リアクトル6%は第5調波に対して誘導性になるように選ぶ(13%は第3調波対策)。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.22分散型電源の解列箇所(高圧連系)
令和8年度 No.31系統連系用保護装置の略記号(系統連系規程)
令和7年度 No.23配電系統の保護
令和7年度 No.24電圧フリッカの抑制対策
令和6年度 No.23分散型電源の単独運転の検出
論点ページ:配電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する