3心ケーブルの作用静電容量
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.24の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
地中配電線路に用いる図のような3心ケーブルにおいて,導体1条当たりの静電容量C〔μF〕を表す式として,正しいものはどれか。
ただし,Cₛ〔μF〕は導体と金属シース間,Cₘ〔μF〕は導体相互間の静電容量とする。

解答欄
正解
正解:4.C = Cₛ + 3Cₘ〔μF〕
解き方
- 導体相互間の静電容量Cₘは三角形(Δ)に接続されている。これをY(星形)に換算すると,1相当たり3Cₘとなる。Δの各Cₘには相電圧の√3倍の線間電圧がかかり,線電流はその√3倍となるので,相電圧に対しては3倍の容量に見えるためである。
- 1導体当たりの静電容量(作用静電容量)は,導体とシース間のCₛとY換算した3Cₘの並列で,C = Cₛ + 3Cₘ となる。よって選択肢4が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1.誤り。Δ→Y換算では容量は3倍になる(1/3ではない)。
- 2.誤り。Cₛに1/3をかける理由はない。
- 3.誤り。3倍にするのはCₘのほうである。
- 4.正しい。Cₛと,Δ接続のCₘをY換算した3Cₘの和である。
引っかけ:静電容量のΔ→Y換算は3倍(インピーダンスは1/3になるので容量は3倍)。
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→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する