電気応用(照明・電熱)
重要度 B電気工学・電気設備で出題過去問 26問
電気応用(照明・電熱)は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中26問・重要度B)。出題されるのは電気工学・電気設備です。
要点:光源と照度計算、電気加熱、電気化学と電池。
覚える要点
- 点光源による水平面照度はEh=(I/R²)cosθ(鉛直面照度はsinθ)。光度は光束の単位立体角当たりの割合、輝度は光度を見かけの面積で割ったもので、両者の定義の入替えが定番
- 照度均斉度は最小照度÷平均照度(最大照度÷平均照度は誤り)。光束法の室指数はK=XY/{H(X+Y)}で、Hは作業面から光源までの高さ。Hが大きいほど室指数は小さく、室指数が大きいほど照明率が上がり照度は上がる
- 光束法の器具台数はN=EA/(FUM)で、照明率と保守率は分母に入り、天井高さは計算に使わない(照明率に含まれる)。18m×16m・750lxの事務室で40台のように数値を変えて出る
- 相関色温度が低いほど暖色、5,300Kを超えると涼色。平均演色評価数Ra80以上が望ましいのは事務室・化粧室など人が長くいる場所で、廊下・階段は求められていない
- LEDは点灯時間とともに光束が下がり、光束維持率が規定の値まで下がった時点を寿命とする。点滅を繰り返しても寿命への影響は小さい
- 誘導加熱は交番磁界による渦電流で導体を加熱する方式(IH調理器)、誘電加熱は電界で誘電体を加熱する方式(電子レンジ)。電気的に中性の分子がイオンに分かれるのは電離で、電気分解ではない。金属の純度を上げるのは電解精錬
- 鉛蓄電池は残存容量が減るほど内部抵抗が増加する。ベント形は使用中に補水が要り、補水が不要なのは制御弁式。NAS電池(ナトリウム・硫黄電池)の動作温度は約300℃の高温
勉強のしかた:10回すべてで1〜4問出る。照明(用語の定義、照度均斉度は最小÷平均、光束法の台数計算と室指数)が中心で、電池(鉛蓄電池の内部抵抗・ベント形と制御弁式)と電気化学・電熱が時々出る。光束法の計算は数値を変えて繰り返し出るので、公式に代入して台数を求める練習をしておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、電気応用(照明・電熱)で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.11:均斉度=最小 ÷ 平均。1に近いほどむらが少ない。保守率=一定期間後の平均照度 ÷ 新設時の平均照度。
- 令和8年度 No.25:N = EA / (FUM)。天井高さは照明率に含まれているので計算には使わない。
- 令和7年度 No.11:LED:点滅に強い・調光が容易・紫外線や赤外線が少ない・水銀なし。
- 令和7年度 No.25:E = FNUM / A。照明率Uは室指数と反射率で決まる。
- 令和6年度 No.25:人が長くいる場所・身だしなみを整える場所はRa80,通過するだけの廊下・階段は低い。
- 令和5年度 No.13:色温度が低いほど赤み(暖色),高いほど青み(涼色)。
この論点の問題
照明の用語(照度均斉度・室指数・保守率)令和8年度 No.11
光束法による照明器具の台数令和8年度 No.25
LED照明の特徴令和7年度 No.11
光束法による照度計算の要素令和7年度 No.25
屋内照明基準の演色性(Ra80以上の場所)令和6年度 No.25
屋内照明(光色・演色性・グレア)令和5年度 No.13
電解析出の用語(電解精錬)令和5年度 No.14
光束法による照度計算の要素令和5年度 No.28
点光源による水平面照度令和4年度 No.13
誘導加熱の原理と用途令和4年度 No.15
光束法による平均照度の計算令和4年度 No.28
LED光源令和3年度 No.13
鉛蓄電池令和3年度 No.14
光束法による照明器具の台数令和3年度 No.28
照明の用語令和2年度 No.13
電気化学令和2年度 No.14
光束法の照度計算令和2年度 No.28
屋内照明令和元年度 No.13
鉛蓄電池令和元年度 No.14
光束法による照明器具の台数令和元年度 No.28
照明の用語平成30年度 No.13
室指数平成30年度 No.28
点光源による水平面照度平成29年度 No.13
据置鉛蓄電池平成29年度 No.14
ナトリウム・硫黄電池(NAS電池)平成29年度 No.17
平均演色評価数の推奨値(JIS 照明基準)平成29年度 No.28
同じ分野で出る論点
電気工学・電気設備では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。