ナトリウム・硫黄電池(NAS電池)
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.17の問題です。論点は「電気応用(照明・電熱)」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
ナトリウム・硫黄電池(NAS電池)に関する記述として,不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:1.運転時における電池の動作温度は常温である。
解き方
- NAS電池は,正極に硫黄,負極にナトリウムを用い,両極をナトリウムイオンだけを通す固体電解質(β-アルミナ)で隔てた二次電池である。
- ナトリウムと硫黄を溶融状態にし,固体電解質のイオン伝導性を高めるため,約300℃の高温で運転する。常温で動作するとした1が不適当である。
- このためヒータと断熱容器で温度を保つ必要があるが,エネルギー密度が高く大容量化しやすい。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。動作温度は約300℃の高温である。
- 2.適当。正極(活物質)に硫黄,負極にナトリウムを用いる。
- 3.適当。エネルギー密度が高く長寿命で,自己放電もほとんどないので,負荷平準化などの電力貯蔵用に用いられる。
- 4.適当。放電時は負極のナトリウムがイオンになり固体電解質を通って正極に移り,硫黄と結合して多硫化ナトリウムができる。充電時は逆の反応になる。
引っかけ:NAS電池は高温(約300℃)で動作する二次電池である。ナトリウムが負極,硫黄が正極で,電解質は液体でなく固体(β-アルミナ)。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する