誘導加熱の原理と用途
これは1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.15の問題です。論点は「電気応用(照明・電熱)」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
電気加熱の方式に関する次の記述において,[ ]に当てはまる用語の組合せとして,適当なものはどれか。
「誘導加熱は,交番[ア]中において,導電性の被熱物に生じる渦電流損や,磁性材料の場合に生じるヒステリシス損により加熱するもので,[イ]などに利用されている。」
解答欄
正解
正解:4.(ア) 磁界 ― (イ) IH調理器
解き方
- 誘導加熱は,コイルに交流を流して生じる交番磁界の中に導電性の被熱物を置き,電磁誘導で生じる渦電流のジュール熱(渦電流損)と,磁性体ではヒステリシス損で加熱する方式である。代表例がIH調理器である。
- 交番電界中で誘電体を加熱するのは誘電加熱で,電子レンジ(マイクロ波加熱)がその例である。よって選択肢4が適当。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。交番電界による加熱は誘電加熱である。
- 2.不適当。IH調理器は誘導加熱だが,加熱に用いるのは交番磁界である。
- 3.不適当。電子レンジは誘電加熱(マイクロ波)である。
- 4.適当。交番磁界による渦電流損・ヒステリシス損で加熱し,IH調理器に使われる。
引っかけ:誘導加熱=磁界・導体(IH),誘電加熱=電界・誘電体(電子レンジ)。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.15。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する