コンクリート・擁壁
重要度 A土木・建築・設備で出題過去問 27問
コンクリート・擁壁は、2級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録690問中27問・重要度A)。出題されるのは土木・建築・設備です。
要点:コンクリートの性質と打込み、擁壁の構造形式、石積みの積み方。
覚える要点
- セメント+水がセメントペースト、さらに細骨材を加えたものがモルタル、さらに粗骨材を加えたものがコンクリート。細骨材を含むものをセメントペーストとする選択肢は誤り
- スランプはフレッシュコンクリートの軟らかさの指標、コンシステンシーは主に水量で左右される変形・流動への抵抗性、ワーカビリティーは材料分離を生じずに運搬・打込み・締固め・仕上げができる作業のしやすさ
- 強度は一般に材齢28日の圧縮強度を基準とし、強さは圧縮>曲げ>引張(引張は圧縮の1/10〜1/13程度)。鉄筋コンクリートでは圧縮にコンクリート、引張に鉄筋が抵抗する。水セメント比を小さくすると耐久性が向上する
- レディーミクストコンクリートは荷卸し地点の品質を指定して購入し、呼び方は「普通-21-12-20-N」のように種類・呼び強度・スランプ・粗骨材の最大寸法・セメントの種類の順。空気量・水セメント比は入らない
- 打込みでは型枠などコンクリートと接する部分をあらかじめ湿らせ、高所からは縦シュートを用い、目的の位置の近くに下ろす。内部振動機で横移動させない
- 上層は下層が固まり始める前に打ち重ね、表面にたまったブリーディング水は取り除いてから打ち込む。打込み後は日よけ・風よけで覆って湿潤状態に保ち、硬化するまで振動・衝撃から保護する
- 重力式擁壁は自重で土圧に抵抗し基礎地盤が良好な所に用いる。もたれ式は地山にもたれかかる形、片持ばり式(L型・逆T型)は底版上の土の重量を利用し、控え壁式は背面側に控え壁を設ける(前面側なら支え壁式)
- 石積みは目地が水平に通るのが布積み、斜めの網目になるのが谷積み、玉石を段ごとに向きを変えて斜めに据えるのが矢羽積み。ブロック積擁壁の背後の栗石・砕石は裏込め材、底部は基礎コンクリート
勉強のしかた:毎回2問(17回で27問)出る。1問はコンクリートの用語・性質・打込み、もう1問は擁壁の構造形式(図)か石積みの積み方(図)。打込みは「湿らせる・縦シュート・横移動させない・下層が固まる前に」、擁壁は図の形と名称を対で覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、コンクリート・擁壁で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.19:胴込めはブロックのすぐ背面のコンクリート、裏込めはその背後の栗石・砕石。
- 令和7年度 前期 No.18:強度の順は「圧縮>曲げ>引張」。
- 令和7年度 前期 No.19:控え壁が背面(土の側)にあれば控え壁式,前面にあれば支え壁式。
- 令和6年度 前期 No.18:コンクリートは「圧縮に強く引張に弱い」。強さの大小は圧縮>曲げ>引張。
- 令和6年度 前期 No.19:目地が水平に通るのが布積み、斜めの網目になるのが谷積み。玉石を段ごとに逆向きに傾けて矢羽根の模様にするのが矢羽積み、石の小口を表に向けて横にそろえるのが小口積み。
- 令和5年度 後期 No.18:シュートは「縦が標準、斜めは分離しやすい」。ポンプ・バケット・縦シュートは材料分離が少ない運搬方法である。
この論点の問題
コンクリートの用語と性質令和8年度 前期 No.18
練積みブロック積擁壁の各部の名称(図)令和8年度 前期 No.19
コンクリートの施工(打込み・養生)令和7年度 後期 No.18
コンクリート(定義・強度・ブリーディング)令和7年度 前期 No.18
擁壁の構造形式(控え壁式の図)令和7年度 前期 No.19
コンクリートの用語と施工・養生令和6年度 後期 No.18
コンクリートの用語と性質(引張強度など)令和6年度 前期 No.18
石積みの積み方(雑割石積み・玉石積み)令和6年度 前期 No.19
コンクリートの用語と打込み(シュート)令和5年度 後期 No.18
コンクリートの施工(打込み・締固め・養生)令和5年度 前期 No.18
擁壁(片持ばり式擁壁・重力式擁壁)令和5年度 前期 No.19
コンクリートの用語(構成材料・スランプなど)令和4年度 後期 No.18
レディーミクストコンクリートの呼び方令和4年度 前期 No.18
擁壁の構造形式(もたれ式擁壁の図)令和4年度 前期 No.19
コンクリートの用語と強度令和3年度 後期 No.18
コンクリートの施工令和3年度 前期 No.18
コンクリートの打込み令和2年度 後期 No.20
コンクリートの用語(モルタル・ワーカビリティーなど)令和元年度 後期 No.20
擁壁の構造形式(模式図)令和元年度 後期 No.21
コンクリートの施工(打込み・横移動・養生)令和元年度 前期 No.20
レディーミクストコンクリートの呼び方平成30年度 後期 No.20
重力式擁壁の特徴(正誤)平成30年度 後期 No.21
コンクリートの用語(スランプ・コンシステンシー・セメントペースト)平成30年度 前期 No.20
石積みの積み方(雑割石積みと玉石積み)平成30年度 前期 No.21
コンクリートの性質(強度・スランプ・水セメント比)平成29年度 No.11
コンクリートの打込み(シュート・型枠の事前処理)平成29年度 No.24
擁壁の構造形式の名称と模式図平成29年度 No.25
同じ分野で出る論点
土木・建築・設備では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。