土工
重要度 A土木一般・共通工学・施工管理法で出題過去問 32問
土工は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中32問・重要度A)。出題されるのは土木一般・共通工学・施工管理法です。
要点:土量の変化率、盛土・切土の施工、締固め、のり面、建設機械の選定。
覚える要点
- 土量の変化率は L=ほぐした土量/地山の土量、C=締め固めた土量/地山の土量。L は運搬計画、C は配分計画に使い、運搬中の損失や基礎地盤の沈下分は別途見込む
- 土積曲線(マスカーブ)は上り勾配が切土、下り勾配が盛土。基線と交わる区間は切土と盛土が均衡し、終点が基線より上なら残土、下なら土の不足
- TS・GNSS による締固め管理は、材料の種類ごとに試験施工でまき出し厚と締固め回数を決め、全面の締固め回数を管理する工法規定方式。現場密度試験は原則省略できる
- 盛土施工中は 4%程度の横断勾配で表面排水し、裏込めは盛土に先行して施工。高含水比の材料は薄く敷き均してばっ気乾燥し、岩塊・礫質土は法尻に用いる
- 発生土利用基準は第1種=砂・礫、第2種=砂質土・礫質土、第3・4種=細粒分の多い粘性土。第3・4種を路床に使うときはセメント・石灰で安定処理し、埋戻しは圧縮性の小さい材料
- 法面保護工は、植生マットは凹凸をならして密着させ、モルタル吹付は金網をアンカーで固定してから吹き付け、ブロック積擁壁は練積・谷積が原則
- 締固め機械は、岩塊・砂・切込砂利など粗粒土には振動ローラ、細粒分の多い土や低含水比の関東ロームにはタイヤローラやタンピングローラ
勉強のしかた:土木一般の柱で毎年3問。変化率 L・C と TS・GNSS 管理は定番なので先に固め、応用能力問題ではマスカーブの読み取りを図で練習しておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、土工で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題A No.7:「良質な岩塊・礫質土は法尻へ」と「問題のある材料の使い方」を混同しないこと。
- 令和8年度 問題A No.8:工法規定方式では、材料ごとに試験施工で施工仕様を決めることが品質確保の前提である。
- 令和8年度 問題A No.9:L(ほぐし)と C(締固め)の分子を取り違えやすい。
- 令和7年度 問題A No.7:「厚く敷き均して急速に脱水」はもっともらしいが、乾燥は薄く広げるほど早く進む。
- 令和7年度 問題A No.8:情報化施工は締固め回数で管理する工法規定であり、品質規定の現場密度試験を省けることが利点である。
- 令和7年度 問題A No.9:L、C のどちらも分母は地山の土量である。C をほぐした土量との比と覚え違えやすい。
この論点の問題
道路盛土への現場発生土の使用令和8年度 問題A No.7
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和8年度 問題A No.8
土工における土量の変化率令和8年度 問題A No.9
盛土材料としての現場発生土の利用令和7年度 問題A No.7
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和7年度 問題A No.8
土量の変化率令和7年度 問題A No.9
盛土材料としての現場発生土の利用令和6年度 問題A No.7
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和6年度 問題A No.8
建設発生土の埋戻しへの利用令和6年度 問題A No.9
法面保護工の施工令和5年度 問題A No.2
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和5年度 問題A No.3
道路土工の地下排水工令和5年度 問題A No.4
法面保護工の施工令和4年度 問題A No.2
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和4年度 問題A No.3
ボックスカルバート周辺の裏込めの施工令和4年度 問題A No.4
法面保護工の施工令和3年度 問題A No.2
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和3年度 問題A No.3
建設発生土の埋戻しへの利用令和3年度 問題A No.4
土工における土量の変化率令和2年度 問題A No.2
TS・GNSSを用いた盛土の情報化施工令和2年度 問題A No.3
建設発生土の盛土への利用令和2年度 問題A No.4
土積曲線(マスカーブ)の読み取り令和2年度 問題B No.3
土工における土量の変化率令和元年度 問題A No.2
盛土の情報化施工令和元年度 問題A No.3
建設発生土の盛土材料としての利用令和元年度 問題A No.4
土工における土量の変化率平成30年度 問題A No.2
盛土の施工上の留意点平成30年度 問題A No.3
建設発生土の利用平成30年度 問題A No.4
道路改良工事の土積曲線(マスカーブ)平成30年度 問題B No.3
土工における土量の変化率平成29年度 問題A No.2
盛土の締固め機械平成29年度 問題A No.3
建設発生土の埋戻しへの利用平成29年度 問題A No.4
同じ分野で出る論点
土木一般・共通工学・施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。