平成30年度 問題B No.3論点:土工重要度 A配点 1点未着手

道路改良工事の土積曲線(マスカーブ)

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.3の問題です。論点は「土工」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図は,工事起点No.0から工事終点No.10の道路改良工事の土積曲線(マスカーブ)を示したものであるが,次の記述のうち適当でないものはどれか。

図 土積曲線(マスカーブ)。横軸は測点No.(No.0〜No.10。No.0,No.2,No.4,No.6,No.8,No.10に縦線),縦軸は累加土量(m³)で,目盛りは10,000,5,000,0,-5,000,-10,000。累加土量0の横線が基線。曲線(折れ線)はNo.0の0から上がり,No.1で約3,200,No.2で約4,800,No.3で約8,800,No.4で最大の10,000となる。その後下がって,No.5で約7,700,No.6で0(基線と交わる),No.7で約-3,100,No.8で最小の約-11,400となる。その後上がって,No.9で約-6,900,No.10(工事終点)で-5,000となる。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 当該工事区間では,残土が生じる。

解き方

  1. 土積曲線(マスカーブ)は累加土量を表し、上り勾配の区間が切土、下り勾配の区間が盛土である。図ではNo.0〜No.4とNo.8〜No.10が上り(切土)、No.4〜No.8が下り(盛土)である。
  2. 終点No.10の累加土量は約−5,000m³で基線より下にある。土量が不足するので、残土ではなく約5,000m³の土取り(購入土)が必要になる。よって (1) が適当でない。
  3. 曲線はNo.6で基線と交わるので、No.0〜No.6の切土量と盛土量は均衡する。切土区間は6測点分、盛土区間は4測点分で切土区間のほうが長い。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。終点の累加土量は約−5,000m³で、残土ではなく土量不足(土取りが必要)となる。
  2. (2)適当。切土区間はNo.0〜4とNo.8〜10の計6区間、盛土区間はNo.4〜8の4区間である。
  3. (3)適当。No.0とNo.6はともに累加土量が0で基線上にあり、切土量と盛土量が均衡する。
  4. (4)適当。No.0〜No.4は累加土量が増える上り勾配なので切土区間である。
引っかけ:終点の値が基線より上なら残土、下なら不足土である。No.8〜No.10は値が負でも上り勾配なので切土区間である。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する