コンクリートの材料・配合
重要度 B土木一般で出題過去問 28問
コンクリートの材料・配合は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中28問・重要度B)。出題されるのは土木一般です。
要点:セメント・骨材・混和材料の性質、水セメント比、スランプ、空気量などの配合。
覚える要点
- 水セメント比は強度・耐久性・水密性から定まる値のうち最小、スランプと単位水量は作業に適する範囲でできるだけ小さく。AE コンクリートは空気量 1%増で強度が 4〜6%低下
- 打込みの最小スランプは締固め作業高さが高いほど大きく設定。ポンプ圧送には単位粉体量の確保が必要で、高性能 AE 減水剤を使うときは細骨材率を 1〜2%大きくする
- 砕石は角ばって表面が粗いので砂利より単位水量が大きい。粗骨材の吸水率 3.0%以下・絶乾密度 2.5g/cm³ 以上、細骨材の吸水率 3.5%以下、粘土塊量は砂 1.0%以下・粗骨材 0.25%以下
- 混合細骨材は塩化物量は混合後の試料で判定してよいが、吸水率は混合前の各骨材が規定を満たす必要がある。砕砂の石粉は適量ならワーカビリティーを改善し材料分離を抑える
- 骨材の耐凍害性は硫酸ナトリウムによる安定性試験、すりへり抵抗性はロサンゼルス試験、ASR は化学法・モルタルバー法で判定。JIS A 5308 に使える再生骨材は H だけ
- フライアッシュはポゾラン活性で水和熱低減・長期強度増進・ASR 抑制、高炉スラグ微粉末は潜在水硬性で湿潤養生を長く、膨張材は収縮補償、石灰石微粉末に ASR 抑制効果はない
- 高炉セメント B 種のスラグ量は 30〜60%。耐硫酸塩ポルトランドセメントは C3A を減らしたセメントで、高炉スラグ微粉末を混合したものは高炉セメント
勉強のしかた:毎年2〜3問。配合の原則(最小・できるだけ小さく)と、骨材の数値・試験名・混和材の効果を一覧にし、「大きく/小さく」「あり/なし」の入れ替えに即答できるようにする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、コンクリートの材料・配合で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題A No.11:細骨材の吸水率 3.5% 以下と混同しないこと。粗骨材は 3.0% 以下である。
- 令和8年度 問題A No.12:A種(5〜30%)の範囲と混同しやすい。
- 令和8年度 問題A No.13:「作業に適する範囲内で」の前半につられて「大きく」を見落としやすい。
- 令和7年度 問題A No.11:(1)(2) は同じ形の文で品質項目だけが違う。混ぜて薄めてよい項目(塩化物量)と、各骨材で満たす項目(吸水率)を区別する。
- 令和7年度 問題A No.12:「以上」と「以下」の入替えである。材料分離抵抗性は単位粉体量等で確保するもので、粘土塊で持たせるものではない。
- 令和7年度 問題A No.13:「受けにくい」「受けやすい」の入替えである。高性能AE減水剤は減水効果が大きい分、温度や材料の変動に敏感である。
この論点の問題
コンクリート用粗骨材の品質令和8年度 問題A No.11
コンクリート用セメント令和8年度 問題A No.12
コンクリートの配合令和8年度 問題A No.13
コンクリート用細骨材の品質令和7年度 問題A No.11
コンクリート用骨材令和7年度 問題A No.12
コンクリート用混和材料令和7年度 問題A No.13
コンクリート用粗骨材令和6年度 問題A No.11
コンクリート用骨材の試験方法令和6年度 問題A No.12
コンクリートの配合令和6年度 問題A No.13
コンクリート用骨材令和5年度 問題A No.6
コンクリートに用いるセメント令和5年度 問題A No.7
コンクリート用混和材料令和5年度 問題A No.8
コンクリート用細骨材の品質令和4年度 問題A No.6
コンクリートの品質(配合設計)令和4年度 問題A No.7
コンクリートの配合令和4年度 問題A No.9
コンクリート用粗骨材令和3年度 問題A No.6
混和材を用いたコンクリートの特徴令和3年度 問題A No.7
コンクリートの配合令和3年度 問題A No.9
コンクリート用骨材令和2年度 問題A No.6
コンクリート用混和材料令和2年度 問題A No.7
コンクリートの配合令和2年度 問題A No.9
コンクリート用細骨材令和元年度 問題A No.6
混和材を用いたコンクリートの特徴令和元年度 問題A No.7
コンクリート用骨材平成30年度 問題A No.6
コンクリート用混和材平成30年度 問題A No.7
コンクリート用細骨材平成29年度 問題A No.6
コンクリート用混和材平成29年度 問題A No.7
コンクリートの配合平成29年度 問題A No.8
同じ分野で出る論点
土木一般では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。