ビニル床シート張り(熱溶接工法など)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月9日(日)実施) No.26の問題です。論点は「内装・断熱」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
ビニル床シート張りに関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 熱溶接工法において,溶接部の床シートの溝部分と溶接棒は,250℃から300℃の熱風で加熱溶融した。
解き方
- (3)が最も不適当である。熱溶接工法では,溶接部の床シートの溝部分と溶接棒を,一般に180〜200℃の熱風で同時に加熱溶融し,余盛りができる程度に加圧しながら溶接する(熱風の温度は標仕に規定がなく,一般的な数値)。250〜300℃の高温では床シートが焦げたり変質したりするおそれがある。
- 標仕 19.2.3(2)により,床シートは張付けに先立ち仮敷きを行って巻きぐせを取り,熱溶接の溝は張付け後に接着剤が硬化した状態を見計らってV字形又はU字形に床シート厚さの2/3程度まで溝切りし,溶接後は完全に冷却してから余盛りを削り取る。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。床シートは張付けに先立ち仮敷きし(一般に24時間以上),巻きぐせを取る(標仕19.2.3(2))。
- (2)適当。床シートを幅木部に張り上げる場合は,一般にニトリルゴム系などのゴム系溶剤形接着剤を用いる。
- (3)適当でない。熱溶接の熱風温度は,一般に180〜200℃程度である。
- (4)適当。クッションフロアなど発泡層のある床シートの継目は,熱溶接ができないので溶接液(シーム液)で接合する。
引っかけ:熱溶接は「溝はシート厚さの2/3程度,熱風は180〜200℃,余盛りは冷えてから削る」。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.41せっこうボード張り
令和7年度 前期 No.26釘留め工法によるフローリングボード張り
令和7年度 前期 No.27フリーアクセスフロア
令和6年度 後期 No.27壁のせっこうボード張り
令和6年度 後期 No.41カーテン工事(ランナー・縁加工)
論点ページ:内装・断熱の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月9日(日)実施) No.26。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する