型枠工事(加工・組立て)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.20の問題です。論点は「型枠工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
型枠工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 内柱の型枠の加工長さは,階高からスラブ厚さとスラブ用合板せき板の厚さを減じた寸法とした。
解き方
- (1)が最も不適当。内柱の型枠の上端はスラブ型枠のせき板の下に納まるので,基本の寸法は階高からスラブ厚さとスラブ用せき板の厚さを減じた寸法となる。しかし,下階のスラブ上面(柱型枠の足元)には不陸があるため,一般にその寸法よりいくらか短めに加工し,足元に生じるすき間は根巻きなどで調整する。基本の寸法どおりに加工すると,不陸のある箇所で型枠が納まらない。
- (2)は適当。柱型枠の足元は,型枠の変形防止やセメントペーストの漏出防止のため,桟木などで根巻きを行う。(1)で短めに加工した足元のすき間も,この根巻きでふさぐ。
- (3)は適当。壁の窓開口部下部は,打ち込んだコンクリートが開口部側へ盛り上がりやすいので,型枠の端部にふたを設けて盛り上がりを防ぐ。あわせて,ふたには空気抜き孔を設けるなどして充填状況を確認しながら打ち込む。
- (4)は適当。床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)は梁の側型枠で受けるので,デッキからの荷重で側型枠が変形しないよう,側型枠を縦桟木で補強する。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。階高からスラブ厚さとスラブ用せき板の厚さを減じた寸法から,下階スラブの不陸を見込んでさらに短めに加工し,足元は根巻きで調整する。
- (2)適当。柱型枠の足元は,変形防止やセメントペーストの漏出防止のため桟木で根巻きを行う。
- (3)適当。窓開口部下部の型枠は,コンクリートの盛り上がりを防ぐため端部にふたを設ける。
- (4)適当。フラットデッキを受ける梁の側型枠は,デッキからの荷重による変形を防ぐため縦桟木で補強する。
引っかけ:計算上の寸法が正しく見えても,現場の型枠は下階スラブの不陸を見込んで短めに加工し,根巻きで調整する。(3)のふたは盛り上がり防止の一般的な措置である。
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論点ページ:型枠工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.20。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する