換気
重要度 B空調・衛生で出題過去問 20問
換気は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。
要点:必要換気量の計算、換気方式(第一種〜第三種)、室ごとの換気。
覚える要点
- 二酸化炭素濃度による必要換気量Q=発生量÷(室内の許容濃度-外気濃度)。ppmは×10⁻⁶で、外気濃度を引き忘れた値が誤りの選択肢に入る。必要換気量は室の容積に比例しない
- 発熱を除く換気量は、発熱量[kW]÷(1.2kg/m³×1.0kJ/(kg・K)×(許容室温-外気温度))でm³/sを出し、3,600を掛けてm³/hに直す
- 建築基準法では、居室の換気上有効な開口部が床面積の1/20未満なら換気設備が要る(1/30は誤り)。集会場などの特殊建築物の居室は、開口部があっても機械換気設備などが要る
- 機械換気の有効換気量V=20Af/Nで、1人当たりの占有面積Nは一般の居室で10m²、特殊建築物の居室で3m²を上限とする。中央管理方式の空気調和設備では窓などの開口部による減算をしない
- 密閉式燃焼器具だけを設けた室には、火気使用室としての換気設備は要らない。自然換気の排気筒の有効断面積は理論廃ガス量や排気筒の高さなどから求め、Ⅱ型フードは火源から下端まで1m以内
- 開放式燃焼器具を使う調理室などは燃焼ガスが漏れないよう周囲より負圧とし、ボイラー室は燃焼用空気が要るので第一種機械換気とする(第三種や正圧は誤り)。喫煙室は負圧で、出入口の流入気流を0.2m/s以上
- 自然換気設備の排気口は給気口より高い位置に設けて常時開放とし、排気筒の立上り部分に直結する。住宅等の居室のシックハウス対策の換気回数は0.5回/h以上
- 空気清浄装置(捕集率η)を通した外気で換気するときの換気量はV=M/{C-(1-η)Co}で、η=0なら通常の式に戻る。駐車場法の換気装置は床面積1m²につき14m³/h以上
勉強のしかた:毎回2問で、1問はほぼ計算。二酸化炭素濃度による必要換気量(10回中5回)と発熱を除く換気量(4回)が交互に出るので、外気濃度の引き忘れと3,600の換算に注意する。記述問題は開口部1/20、密閉式燃焼器具の室の扱い、燃焼器具のある室の室圧を押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、換気で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題A No.22:外気にもCO₂が含まれるので、許容濃度から外気濃度を差し引くことを忘れない。
- 令和8年度 問題A No.23:燃焼用空気が必要な室(ボイラー室・発電機室)は第一種、臭気や湿気を出す室(便所・浴室)は第三種。
- 令和7年度 問題A No.22:火気使用室の換気が不要なのは「密閉式燃焼器具等のみ」の室と、床面積・発熱量の小さい一定の室などである。
- 令和7年度 問題A No.23:kW(kJ/s)で計算するとm³/sが出るので、3,600を掛けてm³/hに直す。
- 令和6年度 問題A No.22:分母は室内許容濃度と外気濃度の差。外気濃度を引き忘れると300m³/hになる。
- 令和6年度 問題A No.23:正圧にするのは清浄を保ちたい室(クリーンルーム・手術室など)。汚染・燃焼ガスが出る室は負圧にする。
この論点の問題
二酸化炭素濃度による必要換気量令和8年度 問題A No.22
換気設備(ボイラー室・Ⅱ型フード)令和8年度 問題A No.23
換気(電気室・シックハウス対策・火気使用室・自然換気)令和7年度 問題A No.22
電気室の発熱を除去する換気量の計算令和7年度 問題A No.23
二酸化炭素濃度による必要換気量の計算令和6年度 問題A No.22
換気設備(ボイラー室・火気使用室)令和6年度 問題A No.23
空気清浄装置を介した換気量の計算式令和5年度 問題A No.22
エレベーター機械室の必要換気量の計算令和5年度 問題A No.23
換気(必要換気量・機械換気方式・喫煙室)令和4年度 問題A No.22
二酸化炭素濃度による必要換気量の計算令和4年度 問題A No.23
換気(自然換気・排気フード・シックハウス)令和3年度 問題A No.22
電気室の発熱除去に必要な換気量令和3年度 問題A No.23
二酸化炭素濃度による必要換気量の計算令和2年度 問題A No.22
換気設備(室圧・火気使用室・機械室)令和2年度 問題A No.23
換気設備(特殊建築物の居室・火気使用室・自然換気)令和元年度 問題A No.22
建築基準法による居室の必要有効換気量の計算令和元年度 問題A No.23
関係法令の換気設備(建築基準法・駐車場法・建築物衛生法)平成30年度 問題A No.22
エレベーター機械室の排熱に必要な換気量の計算平成30年度 問題A No.23
二酸化炭素濃度による必要換気量の計算平成29年度 問題A No.22
換気設備(火気使用室・必要換気量・中央管理方式)平成29年度 問題A No.23
同じ分野で出る論点
空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。