排煙

重要度 B空調・衛生で出題過去問 20問

排煙は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:排煙設備の構造(建築基準法施行令)、機械排煙の排煙風量・排煙口・排煙機。

覚える要点

  • 排煙機の風量は120m³/min以上で、1防煙区画なら床面積1m²につき1m³/min以上、2以上の防煙区画を受け持つなら最大防煙区画の床面積1m²につき2m³/min以上(1m³/minは誤り)
  • ダクト各部の風量は、同時に開く隣接2防煙区画の床面積の合計×1m³/min(60倍してm³/h)、立てダクトは各階の値のうち大きいほう(上下階は同時に開かない)。排煙機は最大区画×2m³/minと各部の最大値の大きいほう
  • 2以上の防煙区画を1台の排煙機で受け持つときは、火災区画だけを開く常時閉鎖型の排煙口とする(常時開放型は1区画用)。同じ防煙区画に複数の排煙口があれば1つの開放で他も開く連動機構付きとする
  • 排煙口は防煙区画の各部分から水平距離30m以下(50mは誤り)とし、不燃材料で造る。壁の排煙口の位置は2025年11月から、天井高さ2.6m以下なら天井から80cm以内、2.6m超なら床面から1.8m以上の部分で、天井高さ3m以上の室の緩和はなくなった
  • 手動開放装置の手で操作する部分は、壁付けなら床面から0.8m以上1.5m以下、天井から吊り下げるなら床面からおおむね1.8m。排煙口が見えない天井チャンバー方式では、開放表示のパイロットランプを設ける
  • 防煙区画は500m²以内、防煙垂れ壁は天井面から50cm以上突き出た不燃材料(40cmは誤り)、自然排煙口は床面積の1/50以上。自然排煙と機械排煙の防煙区画の間は垂れ壁でなく間仕切壁で区画する
  • 予備電源は30分間継続して作動できる容量(15分・20分は誤り)。排煙口の吸込み風速は10m/s以下、ダクト内風速は20m/s以下。特別避難階段の付室・非常用エレベーターの乗降ロビーは単独4m³/s、兼用6m³/s以上
  • 排煙ダクトは可燃材料から15cm以上離すか、厚さ10cm以上の金属以外の不燃材料で覆う。排煙ダクトの防火ダンパーは280℃で、立てダクトには原則として設けない。排煙機は最上階の排煙口より高い位置に置く

勉強のしかた:毎回2問(問題A No.24・25)。120m³/min・2m³/min・30m・50cm・1/50・30分・10m/sと20m/s・手動開放装置の高さといった数値の入替えが中心で、ダクト各部と排煙機の風量を求める計算も3回出た。排煙口の位置は2025年11月の改正後の規定で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、排煙で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.24:27,000m³/hは最大区画450m²を1区画分だけ見込んだ値。隣接2区画の同時開放の条件を読み落とさない。
  • 令和8年度 問題A No.25:排煙口は「30m以内」、手動開放装置は「壁なら0.8〜1.5m、天井から吊り下げるなら約1.8m」。
  • 令和7年度 問題A No.24:排煙機の風量は「1区画なら1m³/min・m²、2区画以上なら最大区画の2m³/min・m²、最低120m³/min」。
  • 令和7年度 問題A No.25:排煙ダクト・煙突は「15cm離す」か「10cm以上の不燃材料で覆う」。数値の入れ替えに注意する。
  • 令和6年度 問題A No.24:数値の組合せ(0.8〜1.5m・1.8m・30m・1/50・80cm)がよく問われる。
  • 令和6年度 問題A No.25:排煙機は「最大区画 × 2」、ダクトは「隣接2区画の合計」と考え方が違う。m³/minをm³/hにするときは60倍する。

この論点の問題

機械排煙設備の各部の排煙風量令和8年度 問題A No.24
機械排煙設備の排煙口令和8年度 問題A No.25
機械排煙設備(排煙口・排煙機の風量・天井チャンバー)令和7年度 問題A No.24
排煙設備(防煙区画・排煙機の位置・排煙ダクト・予備電源)令和7年度 問題A No.25
排煙設備(排煙口の位置・面積)令和6年度 問題A No.24
機械排煙設備の各部の必要最小風量令和6年度 問題A No.25
排煙設備(排煙ダクト・風速・同時開放)令和5年度 問題A No.24
排煙設備(付室・防煙垂れ壁・防煙区画)令和5年度 問題A No.25
排煙設備(排煙口・排煙機・手動開放装置)令和4年度 問題A No.24
排煙設備(予備電源・耐熱性能・排煙風量)令和4年度 問題A No.25
機械排煙設備の各部の必要最小風量令和3年度 問題A No.24
排煙設備(排煙口・付室・風速)令和3年度 問題A No.25
排煙設備(防火ダンパー・排煙口の形式)令和2年度 問題A No.24
排煙設備(防煙区画の面積・排煙口の位置)令和2年度 問題A No.25
排煙設備(自然排煙口・立てダクト・防煙垂れ壁)令和元年度 問題A No.24
排煙設備(防火ダンパ・排煙風量・予備電源)令和元年度 問題A No.25
排煙設備(風速・排煙口の位置・排煙機・手動開放装置)平成30年度 問題A No.24
排煙設備(排煙口の高さ・水平距離・常時閉鎖型)平成30年度 問題A No.25
天井チャンバー方式の排煙設備平成29年度 問題A No.24
排煙設備(付室の排煙風量・予備電源・排煙口)平成29年度 問題A No.25

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。