令和5年度 問題A No.22論点:換気重要度 B配点 1点未着手

空気清浄装置を介した換気量の計算式

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.22の問題です。論点は「換気」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図に示すように、空気清浄装置を介した外気で室の換気を行う場合、定常状態における換気量(V)の計算式として、適当なものはどれか。

ここに、V:換気量 = 外気量〔m³/h〕

M:室内の汚染物質発生量〔mg/h〕

C:室内の汚染物質濃度〔mg/m³〕

Co:外気の汚染物質濃度〔mg/m³〕

η:空気清浄装置の汚染物質の捕集率

左から外気(汚染物質濃度Co、風量V)が矢印で入り、空気清浄装置(斜線の箱)を通って室内に入る。室内(汚染物質濃度C)では汚染物質Mが発生する(波線の矢印)。室内の空気は右側の排風機(F)によって風量Vで排出される。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) V = M / {C − (1 − η)Co}

解き方

  1. 室内の汚染物質について定常状態の収支を考える。流入量は外気が空気清浄装置を通って入るV × (1 − η) × Coと室内の発生量M、流出量は排気のV × Cである。
  2. V(1 − η)Co + M = VCより、V{C − (1 − η)Co} = Mとなり、V = M / {C − (1 − η)Co}である。よって(3)が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。空気清浄装置を通過する汚染物質の割合は(1 − η)であり、(1 + η)ではない。
  2. (2)適当でない。分母は室内濃度Cから清浄後の外気濃度(1 − η)Coを差し引いた値になる。
  3. (3)適当。V(1 − η)Co + M = VCからV = M / {C − (1 − η)Co}となる。
  4. (4)適当でない。分母は濃度の差になるべきで、和にはならない。
引っかけ:捕集率ηの装置を通ると濃度は(1 − η)倍になる。η = 0なら通常の必要換気量の式V = M/(C − Co)に戻ることで確かめられる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する