労働安全衛生法

重要度 B法規で出題過去問 20問

労働安全衛生法は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは法規です。

要点:安全衛生管理体制、作業主任者、特別教育・技能講習、足場・墜落防止、酸素欠乏。

覚える要点

  • 下請を含めて常時50人以上の現場では、特定元方事業者が統括安全衛生責任者と元方安全衛生管理者(事業場に専属で、技術的事項を管理)を選任し、下請の請負人は安全衛生責任者を選任する
  • 総括安全衛生管理者は事業場ごとに置いて安全管理者・衛生管理者を指揮する者で、選任すべき事由の発生から14日以内に選任する。統括安全衛生責任者が指揮するのは元方安全衛生管理者で、「総括」と「統括」の取り違えが定番
  • 統括安全衛生責任者の統括管理事項は、協議組織の設置・運営、作業間の連絡・調整、作業場所の巡視、教育の指導・援助など。労働災害の原因の調査・再発防止対策は総括安全衛生管理者の業務
  • 特定元方事業者は毎作業日に少なくとも1回作業場所を巡視する(各週ごとは誤り)。安全委員会は毎月1回以上開く(2月に1回は誤り)
  • 作業床の高さ10m以上の高所作業車の運転は技能講習の修了者が行う業務で、作業主任者は置かない(作業指揮者を定める)。移動式クレーンの運転と玉掛けは、つり上げ荷重1t未満なら特別教育
  • 架設通路の勾配は30度以下で、15度を超えると踏桟などの滑止めを設け、高さ8m以上の登り桟橋は7m以内ごとに踊場を設ける。屋内の通路は高さ1.8m以内に障害物を置かず、機械間の通路は幅80cm以上
  • 足場の作業床は幅40cm以上(30cmは誤り)で、高さか深さが1.5mを超える箇所には昇降設備を設ける。3m以上の高所から物を投下するときは投下設備と監視人、高さ5m以上の足場の組立てには作業主任者
  • 酸素欠乏危険場所の酸素濃度の測定記録は3年間保存し、換気に純酸素は使わない。溶解アセチレンの容器は立てて置き、ガス等の容器は40℃以下に保つ

勉強のしかた:毎回2問。1問は安全衛生管理体制(統括安全衛生責任者・元方安全衛生管理者・安全衛生責任者・総括安全衛生管理者を誰が選び、何をするか)で、名称の1字違いの取り違えが定番。もう1問は架設通路30度、作業床40cm、投下3m、高所作業車10mなど作業の数値が問われる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、労働安全衛生法で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題B No.10:「総括」は1つの事業場(自社の労働者100人以上)、「統括」は下請を含む混在作業場(50人以上)。漢字1字の違いに注意する。
  • 令和8年度 問題B No.11:架設通路は「30度以下、15度を超えると踏桟、8m以上の登り桟橋は7m以内ごとに踊場」とまとめて覚える。
  • 令和7年度 問題B No.10:事業場ごとに置く「総括」安全衛生管理者(第10条)、混在作業の現場で特定元方事業者が置く「統括」安全衛生責任者(第15条)、請負人が置く安全衛生責任者(第16条)の名称と業務を取り違えないようにする。
  • 令和7年度 問題B No.11:架設通路は「勾配30度以下、15度を超えたら踏桟」、登り桟橋は「高さ8m以上で7m以内ごとに踊場」とまとめて覚える。
  • 令和6年度 問題B No.10:安全委員会・衛生委員会は毎月1回以上、議事の記録は3年間保存。
  • 令和6年度 問題B No.11:作業床の幅40cm以上・床材の隙間3cm以下、墜落防止は高さ2m以上、昇降設備は1.5m超。

この論点の問題

安全管理体制(統括安全衛生責任者等)令和8年度 問題B No.10
通路・架設通路・高所からの投下令和8年度 問題B No.11
安全管理体制(産業医・統括安全衛生責任者)令和7年度 問題B No.10
安全衛生管理(石綿調査・ガス容器・架設通路)令和7年度 問題B No.11
労働安全衛生法(安全管理体制)令和6年度 問題B No.10
労働安全衛生法(足場・通路・昇降設備)令和6年度 問題B No.11
労働安全衛生法(安全管理体制)令和5年度 問題B No.11
労働安全衛生法(投下設備・照度・掘削・高所作業車)令和5年度 問題B No.12
労働安全衛生法(混在作業所の管理体制)令和4年度 問題B No.11
労働安全衛生法(酸素欠乏・玉掛け・石綿)令和4年度 問題B No.12
労働安全衛生法(統括安全衛生責任者・特定元方事業者)令和3年度 問題B No.11
労働安全衛生法(悪天候・アセチレン容器・足場)令和3年度 問題B No.12
安全衛生管理体制(統括安全衛生責任者・産業医)令和2年度 問題B No.18
安全衛生管理(特別教育・作業主任者)令和2年度 問題B No.19
安全管理体制(特定元方事業者・安全委員会)令和元年度 問題B No.18
職長等の安全衛生教育の事項令和元年度 問題B No.19
労働安全衛生法(統括安全衛生責任者の統括管理事項)平成30年度 問題B No.18
労働安全衛生法(移動式クレーン・玉掛けの特別教育)平成30年度 問題B No.19
安全管理体制(統括安全衛生責任者・元方安全衛生管理者)平成29年度 問題B No.18
架設通路の勾配と屋内通路の障害物(数値)平成29年度 問題B No.19

同じ分野で出る論点

法規では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。