安全管理体制(産業医・統括安全衛生責任者)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.10の問題です。論点は「労働安全衛生法」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建設工事における安全管理体制に関する記述のうち「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人で、当該仕事を自ら行うものは、安全衛生管理者を選任しなければならない。
(4) 統括安全衛生管理者が統括管理しなければならない業務には、労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関することがある。(これも正解)
解き方
- 主催者の発表により、(3)(4)のどちらを選んでも正解とされた。
- (3)は誤り。統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人で、当該仕事を自ら行うものが選任しなければならないのは「安全衛生責任者」である(労働安全衛生法第16条第1項)。「安全衛生管理者」という者は同法に定められていない。
- (4)も誤り。労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関することは、総括安全衛生管理者が統括管理する業務である(第10条第1項第4号)。「統括安全衛生管理者」という者は同法に定められておらず、統括安全衛生責任者(第15条)が統括管理する事項(第30条第1項の協議組織の設置及び運営、作業間の連絡及び調整、作業場所の巡視など)にも、労働災害の原因の調査及び再発防止対策は含まれない。
- (1)は第13条第1項、(2)は第15条第1項のとおりで正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。事業者は産業医を選任し、労働者の健康管理等を行わせなければならない(第13条第1項)。
- (2)正しい。特定元方事業者は、統括安全衛生責任者に元方安全衛生管理者の指揮をさせる(第15条第1項)。
- (3)誤り。請負人が選任するのは安全衛生責任者である(第16条第1項)。
- (4)誤り。労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関することを統括管理するのは総括安全衛生管理者である(第10条第1項第4号)。「統括安全衛生管理者」は法令にない名称である。
引っかけ:事業場ごとに置く「総括」安全衛生管理者(第10条)、混在作業の現場で特定元方事業者が置く「統括」安全衛生責任者(第15条)、請負人が置く安全衛生責任者(第16条)の名称と業務を取り違えないようにする。
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論点ページ:労働安全衛生法の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.10。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する