消防法
重要度 B法規で出題過去問 20問
消防法は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは法規です。
要点:屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・不活性ガス消火設備の技術基準、消防用設備等の区分。
覚える要点
- 1号消火栓・易操作性1号消火栓の放水圧力は0.17MPa以上0.7MPa以下で、0.7MPaを超えないための措置を講じる(「0.7MPaを超えるように」は誤りの定番)。主配管の立上り管は呼び50mm以上
- 1号消火栓の水源水量は、設置個数が最も多い階の個数(2を超えるときは2)×2.6m³以上、ポンプの吐出量は同じ個数×150L/min以上(120L/minは誤り)。配管は締切圧力の1.5倍以上の水圧に耐えるもの
- 加圧送水装置のポンプは吐出側に圧力計、吸込側に連成計を設ける。停止は直接操作だけ(遠隔操作での停止は不可)で、始動表示灯は赤色、水源の水位がポンプより低ければ専用の呼水槽を設ける
- スプリンクラー設備の放水圧力の上限は1MPa(1.5MPaは誤り)。送水口は専用の双口形で結合金具は差込式かねじ式、非常電源を附置する。予作動式はヘッドが開放してから1分以内に放水できるものとする
- 末端試験弁は閉鎖型ヘッドを用いる設備の配管の末端に設け、流水検知装置の作動を試験するもの(ヘッドの作動の試験ではない)。劇場の舞台部は開放型ヘッドとする
- 補助散水栓は、未警戒となる各部分からホース接続口までの水平距離15m以下。標準型ヘッドは、幅か奥行が1.2mを超えるダクトなどがあればその下面にも設ける
- 不活性ガス消火設備では、常時人がいない駐車場・通信機器室は全域放出方式とする(局所放出方式は誤りの定番)。局所放出方式の消火剤は二酸化炭素、手動式の起動装置は一の防護区画ごとに設け、換気装置は放射前に停止できる構造
- 消防用設備等は、消防の用に供する設備(消火・警報・避難設備)、消防用水、消火活動上必要な施設に分かれる。消火活動上必要な施設は排煙設備・連結散水設備・連結送水管など。水バケツや屋外消火栓設備は消火設備
勉強のしかた:毎回2問。屋内消火栓設備7問、スプリンクラー設備6問、不活性ガス消火設備4問、消防用設備等の区分3問で、危険物は出ていない。放水圧力0.17〜0.7MPaと1MPa、ポンプの停止は直接操作のみ、常時無人の駐車場は全域放出方式、排煙設備は消火活動上必要な施設であることを押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、消防法で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題B No.17:末端試験弁は「閉鎖型」の流水検知装置を試験するもの。開放型は一斉開放弁で作動させる。
- 令和8年度 問題B No.18:送水口の結合金具は「差込式又はねじ式」。消防隊のホースを確実に接続するためのもので、簡易な着脱は求めていない。
- 令和7年度 問題B No.17:1号消火栓・易操作性1号消火栓は0.17〜0.7MPa・130L/min以上、2号消火栓は0.25〜0.7MPa・60L/min以上である。
- 令和7年度 問題B No.18:消火活動上必要な施設は、消防隊が使う設備(排煙・連結散水・連結送水管・非常コンセント・無線通信補助)である。
- 令和6年度 問題B No.17:不活性ガス消火設備で常時人がいない部分は全域放出方式。二酸化炭素は放射時間1分以内(通信機器室は3.5分以内)。
- 令和6年度 問題B No.18:スプリンクラー設備・連結送水管の送水口は双口形。連結散水設備は単口形でもよい。
この論点の問題
スプリンクラー設備(予作動式・末端試験弁)令和8年度 問題B No.17
スプリンクラー設備(補助散水栓・送水口)令和8年度 問題B No.18
易操作性1号消火栓の屋内消火栓設備令和7年度 問題B No.17
消火活動上必要な施設令和7年度 問題B No.18
消防法(不活性ガス消火設備)令和6年度 問題B No.17
消防法(スプリンクラー設備)令和6年度 問題B No.18
消防法(消防用設備等の種類)令和5年度 問題B No.18
消防法(不活性ガス消火設備)令和5年度 問題B No.19
消防法(1号屋内消火栓のポンプ)令和4年度 問題B No.18
消防法(不活性ガス消火設備)令和4年度 問題B No.19
消防法(スプリンクラー設備)令和3年度 問題B No.18
消防法(1号消火栓の屋内消火栓設備)令和3年度 問題B No.19
屋内消火栓設備の加圧送水装置(ポンプ)令和2年度 問題B No.25
消防の用に供する設備令和2年度 問題B No.26
1号屋内消火栓設備(放水圧力・水源水量)令和元年度 問題B No.25
スプリンクラー設備(末端試験弁・補助散水栓)令和元年度 問題B No.26
消防法(スプリンクラー設備)平成30年度 問題B No.25
消防法(1号屋内消火栓設備の加圧送水装置)平成30年度 問題B No.26
屋内消火栓設備(1号消火栓)平成29年度 問題B No.25
不活性ガス消火設備(放出方式・貯蔵容器)平成29年度 問題B No.26
同じ分野で出る論点
法規では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。