アスファルト舗装の損傷と原因
これは2級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問22の問題です。論点は「維持修繕」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装の損傷とその原因に関する次の組合せのうち、不適当なものはどれか。
[損傷] ― [原因]
解答欄
正解
正解:(4) ポリッシング ― タックコートの過剰散布
解き方
- 舗装設計便覧・舗装施工便覧の破損の原因では、ポリッシングは交通による骨材表面のすり磨き(研磨)で、すべり抵抗が低下する現象であり、原因は骨材の品質(すり減りやすい骨材)と交通である。
- タックコートの過剰散布は、ブリージング(フラッシュ)や層間のずれの原因である。よって (4) が不適当である。
- 亀甲状ひび割れ=路床・路盤の支持力低下、塑性変形わだち掘れ=高温時の交通荷重の繰返し、ポットホール=混合物の品質・締固め不良や油類の浸透によるアスファルトの溶解は正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。車輪走行部の亀甲状ひび割れは路床・路盤の支持力低下や疲労が原因となる。
- (2)適当。塑性変形によるわだち掘れは高温時の交通荷重の繰返しで混合物が流動して生じる。
- (3)適当。油脂類の浸透でアスファルトが溶け、骨材が飛散してポットホールになることがある。
- (4)不適当。ポリッシングの原因は骨材のすり磨き(骨材の品質と交通)であり、タックコートの過剰散布ではない。
引っかけ:タックコート過剰→ブリージング・層間ずれ。ポリッシングは骨材の問題である。
同じ論点の過去問
令和8年度 問20アスファルト舗装の調査(測定機器)
令和8年度 問21アスファルト舗装の損傷と原因
令和8年度 問22構造設計が必要となる補修工法
令和7年度 問21ポーラスアスファルト舗装の骨材飛散の補修
令和7年度 問22打換え工法の施工上の留意点
論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 一般試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する