労働基準法
重要度 B法規で出題過去問 20問
労働基準法は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中20問・重要度B)。出題されるのは法規です。
要点:労働契約、労働時間・休日、賃金、年少者・妊産婦の就業制限、災害補償。
覚える要点
- 労働契約の期間の上限は 3 年(専門的知識者・60 歳以上は 5 年)。解雇予告は 30 日前、退職時の金品返還は請求から 7 日以内。違約金・損害賠償額の予定、前借金との相殺は禁止
- 法定労働時間は週 40 時間・1 日 8 時間。休憩は 6 時間超で 45 分、8 時間超で 1 時間(一斉付与が原則)。休日は毎週 1 回または 4 週 4 日。坑内労働は坑口の出入時刻の間を休憩を含め労働時間とみなす
- 36 協定は過半数労働組合または過半数代表者と書面で結び届け出る。限度時間は月 45 時間・年 360 時間、特別条項でも年 720 時間、月 100 時間未満、2〜6 か月平均 80 時間以内(建設業も 2024 年 4 月から適用)
- 災害等の臨時の必要があれば行政官庁の許可で延長でき、急迫時は事後に遅滞なく届出。割増賃金は時間外 2 割 5 分以上、休日 3 割 5 分以上、月 60 時間超は 5 割以上
- 年次有給休暇は 6 か月継続勤務・8 割以上出勤で 10 労働日。就業規則は常時 10 人以上で作成し、始業終業・賃金・退職が絶対的必要記載事項、表彰制裁・安全衛生・職業訓練は相対的
- 満 18 歳未満は坑内労働禁止、16 歳以上 18 歳未満の男性の重量物は断続 30kg・継続 20kg 以上が禁止。妊産婦は請求があれば時間外・休日・深夜労働をさせない
- 災害補償は療養補償が全額、休業補償が平均賃金の 100 分の 60、療養開始後 3 年で 1200 日分の打切補償。労働者の重大な過失は行政官庁の認定で例外
勉強のしかた:毎年2問。数値(3年・30日・7日・45分・1時間・45h/360h・100h・6か月8割10日・60/100・1200日)を一覧化し、「禁止」を「義務」に変えた文に注意して条文の言い回しで覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、労働基準法で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題A No.55:「相殺することができる」と「相殺してはならない」を入れ替えた文である。
- 令和8年度 問題A No.56:限度時間の月45時間・年360時間、特別条項の年720時間、月100時間未満、2〜6箇月平均80時間以内の数値を混同しやすい。
- 令和7年度 問題A No.55:「する必要がある」と禁止規定を義務規定に反転させた文である。
- 令和7年度 問題A No.56:坑内労働は「休憩時間を含め」る点が一般の労働時間の数え方と異なる。
- 令和6年度 問題A No.55:4つとも就業規則の記載事項ではあるため、「必ず記載する」事項か「定めをする場合に記載する」事項かを区別する必要がある。
- 令和6年度 問題A No.56:年360時間は正しいため、月の限度時間(45時間)の誤りを見落としやすい。
この論点の問題
労働基準法(賃金)令和8年度 問題A No.55
労働基準法(労働時間・休憩・休日)令和8年度 問題A No.56
労働基準法(労働契約)令和7年度 問題A No.55
労働基準法(労働時間・休憩・休日)令和7年度 問題A No.56
労働基準法(就業規則の記載事項)令和6年度 問題A No.55
労働基準法(労働時間・休憩・休日)令和6年度 問題A No.56
労働基準法(賃金)令和5年度 問題A No.50
労働基準法(災害補償)令和5年度 問題A No.51
労働基準法(就業規則の記載事項)令和4年度 問題A No.50
労働基準法(労働時間・休憩)令和4年度 問題A No.51
労働基準法(労働契約)令和3年度 問題A No.50
労働基準法(労働時間・休暇・休日)令和3年度 問題A No.51
労働基準法(就業規則)令和2年度 問題A No.50
労働基準法(労働時間・休憩・年次有給休暇)令和2年度 問題A No.51
労働基準法(賃金)令和元年度 問題A No.50
労働基準法(年少者・女性の就業)令和元年度 問題A No.51
労働基準法(労働時間・休日)平成30年度 問題A No.50
労働基準法(災害補償)平成30年度 問題A No.51
労働基準法(労働契約)平成29年度 問題A No.50
労働基準法(年少者・女性の就業制限)平成29年度 問題A No.51
同じ分野で出る論点
法規では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。