令和2年度 問題A No.51論点:労働基準法重要度 B配点 1点未着手

労働基準法(労働時間・休憩・年次有給休暇)

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.51の問題です。論点は「労働基準法」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

労働基準法令に定められている労働時間,休憩及び年次有給休暇に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 使用者は,労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においては,その労働組合と書面による協定をし,これを行政官庁に届け出た場合においては,労働時間を延長させることができる。

解き方

  1. 使用者は、労働者の過半数で組織する労働組合(ない場合は労働者の過半数を代表する者)と書面による協定(36 協定)をし、行政官庁に届け出た場合には、その協定で定めるところにより労働時間を延長できる(労働基準法 第36条第1項)。
  2. (2) は行政官庁の許可を受けて必要の限度で延長でき、急迫時は事後に届け出る(第33条)、(3) は 8 時間を超える場合は 1 時間(第34条)、(4) は 10 労働日(第39条)であり、正しいのは (1) である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。36 協定を締結し届け出れば、協定の定めるところで労働時間を延長できる(第36条)。
  2. (2)誤り。行政官庁の許可を受け、必要の限度で延長できる。急迫時は事後に届け出る(第33条)。
  3. (3)誤り。8 時間を超える場合は、少なくとも 1 時間の休憩を途中に与える(第34条)。
  4. (4)誤り。6 箇月継続勤務・8 割以上出勤の労働者に与える有給休暇は 10 労働日である(第39条)。
引っかけ:休憩は「6 時間超で 45 分、8 時間超で 1 時間」。年次有給休暇は「6 箇月・8 割・10 労働日」をセットで覚える。
現行法令との関係:労働基準法第36条は 2018 年の改正(働き方改革関連法、平成30年法律第71号、2019 年 4 月 1 日施行)で時間外労働の上限(原則月 45 時間・年 360 時間、臨時的な特別条項でも年 720 時間、休日労働を含め月 100 時間未満・2〜6 か月平均 80 時間以内)が法定された。建設事業には附則第139条により 2024 年 4 月 1 日から適用されている(災害時の復旧・復興の事業は月 100 時間未満・複数月平均 80 時間以内の規制を適用除外)。(1) の「36 協定を届け出れば延長できる」は上限の範囲内で今も成り立ち、この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月4日(日)実施) 問題A No.51。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する