労働安全衛生法
重要度 B法規で出題過去問 20問
労働安全衛生法は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中20問・重要度B)。出題されるのは法規です。
要点:安全衛生管理体制(統括安全衛生責任者など)、作業主任者、計画の届出。
覚える要点
- 作業主任者の選任は、地山の掘削 2m 以上、足場とコンクリート造工作物の解体は 5m 以上、橋梁上部構造は高さ 5m 以上または支間 30m 以上。土止め支保工と型枠支保工は規模要件なし
- 作業主任者は技能講習修了者か免許者から選任し、特別教育修了では不可。職務は方法・配置の決定と直接指揮、器具等の点検、墜落制止用器具・保護帽の使用状況の監視
- 悪天候時の作業中止、立入禁止、つり綱・つり袋の使用、引倒しの合図の決定・周知、保護帽の着用は事業者の措置であり、作業主任者の職務ではない
- 統括安全衛生責任者は元方安全衛生管理者を指揮し、協議組織の設置運営・作業間の連絡調整・作業場所の巡視・関係請負人の教育への指導援助・工程や機械配置の計画を統括管理。店社安全衛生管理者は指揮対象ではない
- 厚生労働大臣への 30 日前の計画届は高さ 300m 以上の塔、堤高 150m 以上のダム、最大支間 500m(つり橋 1,000m)以上の橋、長さ 3,000m 以上のずい道、ゲージ圧 0.3MPa 以上の圧気工法
勉強のしかた:毎年2問で、作業主任者の選任要件の数値と「事業者の措置/作業主任者の職務」の主体の区別がほぼすべて。安全管理の論点と合わせて条文の主語を意識して読む。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、労働安全衛生法で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題A No.57:地山の掘削は2m以上、足場・コンクリート造の工作物の解体・橋梁上部構造は5m以上と分けて覚える。
- 令和8年度 問題A No.58:「安全を確保したうえで」は慎重な表現に見えるが、条文は悪天候時の作業の中止を求めている。
- 令和7年度 問題A No.57:店社安全衛生管理者は統括安全衛生責任者を選任しない中小規模現場を店社から指導する者であり、指揮系統が異なる。
- 令和7年度 問題A No.58:措置の内容は正しく、主語(事業者か作業主任者か)を入れ替えた文である。
- 令和6年度 問題A No.57:教育に対する指導・援助という事項自体は正しく、主体が「関係請負人」から「衛生管理者」にすり替わっている。
- 令和6年度 問題A No.58:作業主任者の職務と事業者の措置義務の区別を問う問題で、悪天候時の中止を作業主任者の職務と思い込みやすい。
この論点の問題
作業主任者の選任を必要とする作業令和8年度 問題A No.57
コンクリート造の工作物の解体等の作業令和8年度 問題A No.58
統括安全衛生責任者の統括管理事項令和7年度 問題A No.57
コンクリート造の工作物の解体作業令和7年度 問題A No.58
統括安全衛生責任者の統括管理事項令和6年度 問題A No.57
コンクリート造の工作物の解体作業令和6年度 問題A No.58
作業主任者の選任を要する作業令和5年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体作業令和5年度 問題A No.53
労働安全衛生法(作業主任者の選任)令和4年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体作業令和4年度 問題A No.53
統括安全衛生責任者の統括管理事項令和3年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体作業令和3年度 問題A No.53
労働安全衛生法(統括安全衛生責任者)令和2年度 問題A No.52
労働安全衛生法(コンクリート造の工作物の解体)令和2年度 問題A No.53
厚生労働大臣への計画の届出令和元年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体等作業令和元年度 問題A No.53
労働安全衛生法(作業主任者の選任)平成30年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体作業平成30年度 問題A No.53
労働安全衛生法(作業主任者の選任)平成29年度 問題A No.52
コンクリート造の工作物の解体等作業平成29年度 問題A No.53
同じ分野で出る論点
法規では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。