浄化槽

重要度 B空調・衛生で出題過去問 20問

浄化槽は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:浄化槽の処理方式と処理フロー、処理対象人員の算定(JIS A 3302)、据付け。

覚える要点

  • 処理対象人員の算定単位は、事務所(業務用厨房の有無で定数が違う)・ホテル(結婚式場・宴会場の有無で違う)・飲食店・喫茶店・共同住宅・体育館が延べ面積、病院がベッド数、学校・工場が定員
  • 公衆便所は総便器数、駅・バスターミナルは乗降客数、高速道路のサービスエリアは駐車ます数で算定する。「公衆便所は利用人員」「共同住宅は居室数」「高等学校は教室数」「喫茶店は席数」は誤り
  • 戸建て住宅は延べ面積130m²以下で5人、130m²を超えると7人。用途の異なる2棟で浄化槽を共用するときは、それぞれの用途で算定した人員を合計する(延べ面積の大きい方の用途で算定しない)
  • 好気性処理では有機物が二酸化炭素と水に分解される。メタンガスなどのガスに分解されるのは嫌気性処理
  • 生物膜法には接触ばっ気・回転板接触・散水ろ床方式、活性汚泥法には長時間ばっ気・標準活性汚泥方式がある。長時間ばっ気方式を生物膜法とするのは誤り
  • 浄化槽で処理するのはし尿と雑排水で、工場廃水・雨水や病院の特殊排水は入れない。小規模合併処理浄化槽の処理方式は分離接触ばっ気・嫌気ろ床接触ばっ気・脱窒ろ床接触ばっ気の3種類
  • FRP製浄化槽は、砂利地業・捨てコンクリート・底版コンクリートの上に据え付け、水平はライナーで調整する(山砂の上に据えない)。水を張った状態で良質土で埋め戻し、上部スラブにはマンホールを頂点に水勾配を付ける
  • 放流水のBOD濃度=流入水の平均BOD×(1-除去率)。平均BODは単純平均でなく水量による加重平均で求める。BOD負荷量はBOD濃度×汚水量で、g/日で表す

勉強のしかた:毎回2問(問題A No.36・37)。処理対象人員の算定単位(10回中7回)、FRP製浄化槽の据付け(3回)、生物膜法と活性汚泥法・好気性と嫌気性の区別が繰り返し出る。放流水のBOD濃度の計算(加重平均×(1-除去率))も2回出た。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、浄化槽で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.36:学校・工場は定員で、ホテル・飲食店・店舗・事務所は延べ面積で算定する。
  • 令和8年度 問題A No.37:生物膜法=接触ばっ気・回転板接触・散水ろ床。活性汚泥法=長時間ばっ気・標準活性汚泥。
  • 令和7年度 問題A No.36:浄化槽の据付けは「砂利地業 → 捨てコンクリート → 底版コンクリート → 据付け → 水張り → 埋戻し」の順。
  • 令和7年度 問題A No.37:濃度は単純平均ではなく水量による加重平均で求める。単純平均(220mg/L)とすると11mg/Lとなり選択肢にない。
  • 令和6年度 問題A No.36:好気性=二酸化炭素と水、嫌気性=メタンなどのガス。
  • 令和6年度 問題A No.37:用途が複数ある建築物や共用の浄化槽は「それぞれ算定して合計」と覚える。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。