天井チャンバー方式の排煙設備
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題A No.24の問題です。論点は「排煙」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
天井チャンバー方式の排煙(排煙ダンパー(排煙口)を天井内に設け、火災煙を天井面に配置された吸込口から天井チャンバーを経て排煙口に導く方式の排煙)の設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は「建築基準法」上の「階及び全館避難安全検証法」及び「特殊な構造」によらないものとする。
解答欄
正解
正解:(3) 同一排煙区画内であっても、間仕切りを変更する場合には排煙ダクト工事を行う必要がある。
解き方
- 天井チャンバー方式は、天井面の吸込口から天井内(チャンバー)を経て天井内の排煙口から排煙する方式である。
- 排煙口やダクトが室の間仕切りと直接対応しないので、同一排煙区画内であれば、間仕切りを変更しても排煙ダクト工事が不要なことがこの方式の利点である。
- 間仕切り変更のたびにダクト工事が必要とした(3)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。天井内で防煙区画を形成する部分の直下の天井面には、防煙壁(垂れ壁)を設ける必要がある。
- (2)適当。天井内の小梁やダクトなどで排煙が偏るおそれがあるときは、排煙ダクトを延長して均等に排煙できるようにする。
- (3)適当でない。同一排煙区画内の間仕切り変更であれば、排煙ダクト工事は不要である。
- (4)適当。排煙口が天井内にあり開放を目視できないので、手動開放装置に開放表示用のパイロットランプを設ける。
引っかけ:天井チャンバー方式の利点は、間仕切り変更への対応のしやすさと天井面の意匠の自由度である。
現行法令との関係:2020年4月1日施行の建築基準法施行令の改正で、階避難安全検証法・全館避難安全検証法に加えて区画避難安全検証法(令第128条の6)が設けられた。現行の法令で同じ問題を出すときは、ただし書に「区画避難安全検証法」も加えることになる。この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:排煙の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年9月3日(日)実施) 問題A No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する