機械排煙設備の各部の必要最小風量
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.25の問題です。論点は「排煙」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す2階建ての建築物の機械排煙設備において、各部が受け持つ必要最小風量として、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は「建築基準法」の避難安全検証法(区画、階、全館)及び特殊な構造によらないものとする。また、上下階の排煙口は同時開放しないものとし、隣接する2防煙区画は同時開放の可能性があるものとする。

解答欄
正解
正解:(1) ダクトA部:60,000 m³/h
解き方
- 機械排煙の風量は、1防煙区画の床面積1m² につき1m³/min以上(最低120m³/min)、2以上の防煙区画を受け持つ排煙機は最大の防煙区画の床面積1m² につき2m³/min以上とする(建築基準法施行令第126条の3第1項第9号)。ダクトは、同時に開放する可能性のある隣接2区画の風量の合計を受け持つ。
- A部は1階だけを受け持つ。隣接2区画の合計の最大は300 + 400 = 700m² であり、700m³/min × 60 = 42,000m³/hとなる。よって60,000m³/hとした (1) が適当でない。
- B部は2階の500 + 500 = 1,000m² で60,000m³/h、C部は上下階を同時開放しないので大きいほうの60,000m³/h、排煙機は最大区画500m² × 2m³/min = 1,000m³/min = 60,000m³/hである。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。A部は1階の隣接2区画の合計700m² 分で、700 × 60 = 42,000m³/hである。
- (2)適当。B部は2階の2区画1,000m² 分で、1,000 × 60 = 60,000m³/hである。
- (3)適当。C部は上下階を同時開放しないので、1階(42,000m³/h)と2階(60,000m³/h)の大きいほうの60,000m³/hである。
- (4)適当。排煙機は最大の防煙区画500m² につき2m³/(min・m²) で、1,000m³/min = 60,000m³/hである。
引っかけ:排煙機は「最大区画 × 2」、ダクトは「隣接2区画の合計」と考え方が違う。m³/minをm³/hにするときは60倍する。
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論点ページ:排煙の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する