機械排煙設備の各部の必要最小風量
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.24の問題です。論点は「排煙」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す2階建て建築物の機械排煙設備において、各部が受け持つ必要最小風量として、適当でないものはどれか。
ただし、本設備は、「建築基準法」上、区画、階及び全館避難安全検証法によらないものとする。
また、上下階の排煙口は同時開放しないものとし、隣接する2防煙区画は同時開放の可能性があるものとする。

解答欄
正解
正解:(4) 排煙機:57,000m³/h
解き方
- 排煙風量は、1防煙区画のみを受け持つ部分は防煙区画面積 × 1m³/(min・m²)(60m³/h・m²)、複数の防煙区画を受け持つ横主ダクトは隣接する2防煙区画の合計面積の最大値 × 60m³/h、上下階を受け持つ立てダクトは各階の最大値とする。排煙機は最大の防煙区画面積 × 2m³/(min・m²)(120m³/h・m²)以上とする(建築基準法施行令第126条の3第1項第9号)。
- A部は1階の3区画を受け持ち、隣接する2区画の合計の最大は300 + 400 = 700m²なので700 × 60 = 42,000m³/hである。B部は2階の2区画を受け持ち450 + 500 = 950m²で950 × 60 = 57,000m³/h、C部は上下階の大きいほうで57,000m³/hとなる。
- 排煙機は500 × 120 = 60,000m³/h(各部の最大値57,000m³/h以上)が必要であり、57,000m³/hとした(4)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。A部は隣接する300m²と400m²の区画の合計700 × 60 = 42,000m³/hである。
- (2)適当。B部は隣接する450m²と500m²の区画の合計950 × 60 = 57,000m³/hである。
- (3)適当。C部は上下階の同時開放がないので、1階42,000m³/hと2階57,000m³/hの大きいほうの57,000m³/hである。
- (4)適当でない。排煙機は最大防煙区画500m² × 120 = 60,000m³/h以上が必要である。
引っかけ:排煙機は「最大区画 × 2倍」と「ダクト各部の最大値」の大きいほう。ダクトの最大値をそのまま答えにしない。
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論点ページ:排煙の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.24。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する