安全管理
重要度 B施工管理法・応用能力で出題過去問 20問
安全管理は、1級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録730問中20問・重要度B)。出題されるのは施工管理法・応用能力です。
要点:建設現場の安全管理活動、墜落・酸素欠乏の防止、熱中症対策、災害統計。
覚える要点
- 度数率は延べ実労働時間100万時間当たりの死傷者数で災害の頻度、強度率は1,000時間当たりの労働損失日数で災害の重さ、年千人率は労働者1,000人当たりの1年間の死傷者数(死者数ではない)。頻度と規模の入替えが定番
- 重大災害は一時に3人以上の労働者が業務上死傷・り病した災害で、負傷・り病も含む。第三者への危害・迷惑は公衆災害で労働災害ではなく、公衆災害に工事関係者は含まない
- ハインリッヒの法則は、1件の重大災害の背後に29件の軽度の事故と300件のヒヤリ・ハットがあるというもの。リスクアセスメントは災害の前に危険性・有害性を見積もり、優先度の高いものから除去・低減する手法
- ツールボックスミーティングは毎日の作業開始前などに行う短時間の打合せ(1週間に1回や作業終了後の反省会は誤り)。ZD運動は作業者の自主的な創意工夫で欠陥ゼロを目指す運動で、監視の徹底ではない
- 不安全行動は手間や時間を省くために安全を阻害する行動を意図的に行うことで、意図しない誤りのヒューマンエラーとは区別する。SDSは供給者側から取り扱う側へ危険性・有害性の情報を提供するもの
- 作業床の高さが10m以上の高所作業車の運転は技能講習の修了者が行い、特別教育で足りるのは10m未満。特定元方事業者は作業場所を毎作業日に少なくとも1回巡視する(週1回は誤り)
- わく組足場以外の足場の作業床には、高さ85cm以上の手すりと35〜50cmの中桟を設ける。墜落制止用器具の定期点検は6か月以内ごとに1回以上で、胴ベルト型は一本つりとし高さ6.75m以下で使う
- 休業日数は休業事由が発生した翌日から、休日も含めた暦日数で数える。休業4日未満の労働者死傷病報告は四半期ごとに出す。クレーン作業での送配電線との離隔は高圧1.2m以上、特別高圧2m以上
勉強のしかた:毎回2問(令和3年度からは1問が二つ選ぶ問題)。度数率・強度率・年千人率の定義、重大災害と公衆災害の範囲、TBMの時期、ZD運動・不安全行動・SDSの意味など安全管理活動の用語が繰り返し出る。高所作業車の10mと手すり85cm・中桟は「労働安全衛生法」の論点と合わせて覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題B No.4:度数率は延べ実労働時間100万時間当たりの死傷者数(災害の頻度)、強度率は1,000時間当たりの労働損失日数(災害の重さ)。
- 令和8年度 問題B No.25:足場の手すりは「85cm以上の手すり+35〜50cmの中桟」の組合せで覚える。悪天候時の作業禁止と照度の保持は、高さ2m以上の箇所の作業が対象である。
- 令和7年度 問題B No.4:TBM・KYは毎日、作業の開始前に行う。
- 令和7年度 問題B No.25:SDSは「渡す側が作って、受け取る側に渡す」書類である。
- 令和6年度 問題B No.4:高所作業車・不整地運搬車・小型移動式クレーンなどは、10m・1tなどの境目で技能講習と特別教育が分かれる。
- 令和6年度 問題B No.25:度数率=死傷者数 ÷ 延べ実労働時間 × 100万、強度率=労働損失日数 ÷ 延べ実労働時間 × 1,000。
この論点の問題
安全管理(ハインリッヒの法則・強度率)令和8年度 問題B No.4
安全管理(手すり・はしご道・悪天候)令和8年度 問題B No.25
安全管理(TBM・5S活動・年千人率)令和7年度 問題B No.4
安全管理(掘削・登り桟橋・SDS)令和7年度 問題B No.25
安全管理(火気作業・不安全行動・就業制限)令和6年度 問題B No.4
安全管理(災害統計・ハインリッヒの法則)令和6年度 問題B No.25
安全管理(リスクアセスメント・溶接ヒューム・SDS)令和5年度 問題B No.4
安全管理(休業日数・5S・墜落制止用器具・通勤災害)令和5年度 問題B No.26
安全管理(災害報告・酸欠・送電線の離隔)令和4年度 問題B No.4
安全管理(巡視・重大災害)令和4年度 問題B No.26
安全管理(SDS・リスクアセスメント)令和3年度 問題B No.4
安全管理(公衆災害・災害統計の指標)令和3年度 問題B No.26
安全管理(墜落制止用器具・ZD運動)令和2年度 問題B No.7
安全管理(TBM・WBGT・4S活動)令和2年度 問題B No.8
安全管理(重大災害・度数率・強度率)令和元年度 問題B No.7
安全管理(アーク溶接・リスクアセスメント)令和元年度 問題B No.8
安全管理(ZD運動・不安全行動・指差呼称・4S)平成30年度 問題B No.7
安全管理(災害統計・死傷病報告・TBM)平成30年度 問題B No.8
安全管理(高所作業車・WBGT・石綿・リスクアセスメント)平成29年度 問題B No.7
危険防止(手すりの高さ・酸素濃度・安全帯)平成29年度 問題B No.8
同じ分野で出る論点
施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。