安全管理(掘削・登り桟橋・SDS)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.25の問題です。論点は「安全管理」(重要度B・解答の形は4つの選択肢から2つを選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
解答欄
正解
正解:(1) 地盤面への掘削で手掘りを行う場合、掘削面の高さは3mまでとし、3mを超えるときは土止め支保工を設ける。 / (4) 安全データシート(SDS)は、化学物質等を使用する際の安全性を確保するため、取り扱う側から供給者側に危険性・有害性に関する情報を報告するためのものである。
2 つとも選んで正解です。
解き方
- 手掘りによる地山の掘削は、地山の種類と掘削面の高さに応じて掘削面の勾配を定める(労働安全衛生規則第356条。岩盤又は堅い粘土からなる地山は高さ5m未満で90度以下、その他の地山は高さ2m未満で90度以下など)。「高さ3mまで、超えたら土止め支保工」という規定はない。よって(1)が適当でない。
- 安全データシート(SDS)は、化学物質を譲渡・提供する供給者側から、それを取り扱う側(譲渡・提供を受ける者)に危険性・有害性などの情報を伝えるための文書である(労働安全衛生法第57条の2)。向きが逆なので(4)も適当でない。
- (3)の建設業の三大災害は「墜落・転落災害」「建設機械・クレーン等災害」「倒壊・崩壊災害」であり、記述の「倒壊・崩落災害」も同じ意味で適当とみる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。手掘りの掘削は地山の種類と掘削面の高さに応じた勾配とする規定であり、3mを境に土止め支保工とする規定ではない。
- (2)適当。高さ8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊場を設ける(労働安全衛生規則第552条第1項第6号)。
- (3)適当。建設業の三大災害は、墜落・転落、建設機械・クレーン等、倒壊・崩壊による災害である。
- (4)適当でない。SDSは供給者側から取り扱う側へ情報を提供するためのものである。
引っかけ:SDSは「渡す側が作って、受け取る側に渡す」書類である。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する