建築設備

重要度 A共通で出題過去問 32問

建築設備は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中32問・重要度A)。出題されるのは共通です。

要点:電気設備(用語・配線用図記号・LED照明)、給排水設備、空気調和設備、防災設備(感知器・誘導灯)。

覚える要点

  • 定風量単一ダクト方式は送風量一定で送風温度を変える方式で、負荷変動の異なる複数の空間には適さない。変風量方式はVAVユニットで送風量を変え、二重ダクト方式は冷風・温風を混合して部屋ごとに冷暖房を同時に行え、各階ユニット方式は階ごとの負荷変動に対応できる
  • ファンコイルユニットは熱源機器からの冷水・温水を受けて送風機とコイルで冷暖房し、ユニットごとに温度調節ができる。圧縮機(冷凍機)を内蔵した一体型はパッケージユニット。全熱交換器は排気の顕熱と潜熱を給気に回収する
  • 水道直結直圧方式は本管の水圧だけで給水し2階建て程度の住宅向き、水道直結増圧方式は増圧給水装置を直結し受水槽が要らない。ポンプ直送方式・高置水槽方式は受水タンクを経由し、圧力水槽方式は給水圧力の変動が大きく停電時は給水できない
  • 通気管は排水管内の圧力変動を緩和しトラップの封水を守る。雨水ますには泥だめ、汚水ますにはインバートを設ける。給水タンクの水抜管は間接排水とし、飲料水タンクの天井・底・周壁は構造体と兼用しない。中水道は排水を再生した雑用水
  • LEDは熱に弱く高温の場所に適さないが寿命が長く、紫外線・赤外線をほとんど含まないので虫が寄りにくく生鮮食料品の照明に向き、水銀を含まない。ハロゲン電球は店舗のスポット照明、メタルハライドランプは体育館などに用いる
  • 自動火災報知設備の感知器は熱・煙・炎を感知し、地震感知器は含まない。厨房など温度変化の激しい場所は定温式で、差動式は誤報のおそれがある。光電式分離型は天井の高い場所に向く
  • 通路誘導灯は避難の方向の明示、避難口誘導灯は避難口の位置の明示、客席誘導灯は客席の床面照度(0.2lx以上)の確保が主な目的。非常用の照明装置は停電時に自動点灯し床面照度1lx以上を確保する
  • 配線用遮断器は過電流、漏電遮断器は地絡で回路を遮断する。キュービクルは受変電機器、PBXは電話の構内交換機、同軸ケーブルはテレビ共同受信、棟上げ導体は避雷設備、バスダクトは大容量の幹線。配線用図記号は長方形に×が配電盤、半分を黒く塗ると分電盤

勉強のしかた:毎回2問の必須問題で、電気設備(用語の組合せ・配線用図記号・LED照明)が1問、空気調和・給排水・防災設備がもう1問出る。空調方式の個別制御の可否、給水方式(直圧・増圧・ポンプ直送)の違い、感知器と誘導灯の目的を区別し、ヒートポンプは空調・給湯の熱源で給水設備の用語でないことも押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、建築設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.16:盤の記号:配電盤=⊠,分電盤=対角線1本+半分黒塗り,制御盤=長方形の中央に縦線と黒塗り。
  • 令和8年度 前期 No.17:定風量(CAV)は負荷の異なる複数室に不向き,変風量(VAV)は室ごとの負荷変動に対応できる。
  • 令和7年度 後期 No.16:PBXはPrivate Branch eXchange(構内交換機)の略で,通信設備の用語である。
  • 令和7年度 後期 No.17:飲料水系統と排水系統は直結しない。水抜管・オーバーフロー管は必ず間接排水とする。
  • 令和5年度 前期 No.17:ポンプ直送方式には受水タンクがある。水道管に直結するのは直結増圧方式。
  • 令和4年度 後期 No.16:黒丸=点滅器(傍記で3路・4路など),円に平行線2本=コンセント,黒塗りの弓形=壁付き。

この論点の問題

構内電気設備の配線用図記号令和8年度 前期 No.16
空気調和設備(ダクト方式・放射暖房)令和8年度 前期 No.17
電気設備の用語の組合せ令和7年度 後期 No.16
給排水設備(給水タンク・下水道の排水方式)令和7年度 後期 No.17
LED照明の特徴と用途令和7年度 前期 No.16
建築設備(泡消火・ガス漏れ警報器等)令和7年度 前期 No.17
電気設備と用語の組合せ令和6年度 後期 No.16
給排水設備(給水方式・通気管・中水道)令和6年度 後期 No.17
防災設備(誘導灯・感知器)令和6年度 前期 No.16
空気調和設備の方式令和6年度 前期 No.17
LED照明の一般的な特徴令和5年度 後期 No.16
建築設備と関連用語の組合せ令和5年度 後期 No.17
電気設備と用語の組合せ令和5年度 前期 No.16
給排水設備令和5年度 前期 No.17
構内電気設備の配線用図記号令和4年度 後期 No.16
給排水設備(給水方式・通気管)令和4年度 後期 No.17
自動火災報知設備の感知器令和4年度 前期 No.16
空気調和設備の方式令和4年度 前期 No.17
LEDランプの特徴令和3年度 後期 No.16
建築設備と関連用語の組合せ令和3年度 後期 No.17
電気設備と用語の組合せ令和3年度 前期 No.16
給排水設備(給水方式・桝・トラップ)令和3年度 前期 No.17
防災設備(誘導灯・非常用の照明装置)令和2年度 後期 No.16
空気調和設備の方式令和2年度 後期 No.17
照明設備(光源の特徴と用途)令和元年度 後期 No.16
空気調和設備の方式令和元年度 後期 No.17
構内電気設備の配線用図記号令和元年度 前期 No.16
建築設備と関連用語の組合せ令和元年度 前期 No.17
電気設備・電気通信設備の用語平成30年度 後期 No.16
給排水設備平成30年度 後期 No.17
自動火災報知設備の感知器平成30年度 前期 No.16
空気調和設備の方式と機器平成30年度 前期 No.17

同じ分野で出る論点

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出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。