鉄筋工事

重要度 B躯体施工・応用能力で出題過去問 19問

鉄筋工事は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中19問・重要度B)。出題されるのは躯体施工・応用能力です。

要点:鉄筋の加工・組立て、継手・定着、ガス圧接、機械式継手。

覚える要点

  • 鉄筋のあきは、粗骨材の最大寸法の1.25倍、25mm、鉄筋径(呼び名の数値)の1.5倍のうち最大の値以上とする
  • フックの余長は180°で4d、135°で6d、90°で8d以上。折曲げ内法直径はD16以下で3d以上、D19〜D38で4d以上で、SD295とSD345は同じ値
  • 重ね継手・定着の長さにフックの部分は含めない。径の異なる鉄筋の重ね継手長さは細い方の径で算定し、D35以上は原則として重ね継手としない。定着長さは鉄筋の強度が高いほど長い(SD390はSD345より長い)
  • 隣り合う重ね継手の中心位置は重ね継手長さの約0.5倍ずらすか1.5倍以上ずらし、ガス圧接継手は400mm以上ずらす。梁主筋の柱内折曲げ定着の投影定着長さは柱せいの3/4倍以上
  • ガス圧接部のふくらみの直径は鉄筋径(径が異なれば細い方)の1.4倍以上、長さは1.1倍以上、偏心量は1/5以下、圧接面のずれは1/4以下、折れ曲がりは2°以下
  • 圧接端面が密着するまでは酸化を防ぐ還元炎、密着後は中性炎で加熱する。縮み量は鉄筋径の1.0〜1.5倍程度を見込む。手動ガス圧接の技量資格は1種D25以下、2種D32以下、3種D38以下、4種D51以下
  • 機械式継手のうち、スリーブを外側から加圧して節に食い込ませるのはスリーブ(鋼管)圧着継手、凹凸のあるスリーブに無収縮モルタルを詰めるのは充填継手、ねじ加工した端部をカップラーとナットで固定するのは端部ねじ継手
  • 柱主筋の継手は梁上端から500mm以上1,500mm以下かつ柱の内法高さの3/4以下の位置に設ける。べた基礎の基礎梁は一般の梁と応力が逆になり、上端筋の継手を両端部に設ける

勉強のしかた:10回すべてで1〜2問出て、応用能力(No.51・55)でも出る。ガス圧接(ふくらみ1.4d・1.1d、偏心1/5、還元炎から中性炎)が6回、継手・定着(フックは長さに含めない)、機械式継手の種類の説明の入れ替え、加工・組立て(フックの余長、あき)が繰り返し出るので、数値を組で覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、鉄筋工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.25:ふくらみ直径1.4d・長さ1.1d,圧接面のずれ1/4d,偏心量1/5d,折れ曲がり2°。ずれと偏心の数値の入替えに注意する。
  • 令和8年度 No.51:継手は応力の小さい位置に設ける。べた基礎の基礎梁は上下が逆,接地階の柱脚は「基礎梁上端からD以上」と覚える。
  • 令和7年度 No.24:あきの倍率は「粗骨材1.25倍・鉄筋径1.5倍・25mm」。
  • 令和7年度 No.25:グラウト(樹脂・モルタル)を注入する方式はねじ節継手やモルタル充填継手,端部ねじ継手はナットで締め付ける。
  • 令和6年度 No.51:「密着前は還元炎(酸化防止),密着後は中性炎(広く加熱)」の順序を覚える。
  • 令和5年度 No.55:余長は「180°→4d,135°→6d,90°→8d」。内法直径は「D16以下3d,D19以上4d」。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

躯体施工・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。