主筋の継手を設けてよい範囲
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.51の問題です。論点は「鉄筋工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す鉄筋コンクリート構造において,主筋の継手を設けてよい範囲として,最も不適当なものはどれか。
なお,図中の▨が,継手を設けてよい範囲を示すものとする。

解答欄
正解
正解:(1) (1) の図
解き方
- (1)が最も不適当である。基礎梁に接する接地階の柱(柱脚部)の主筋の継手は,基礎梁上端から柱せいD以上離した位置から,柱の内法高さH0の3/4以下の範囲に設ける。図の下端の位置をD/2としているのは誤りである。
- 一般階の柱の継手は,梁上端から500mm以上,かつ柱の内法高さの3/4以下(上の梁下端からH0/4以上下がった位置まで)の範囲に設けるので(2)は適当である。
- 梁の継手は引張力の小さい位置に設ける。鉛直荷重を受ける大梁・小梁は,上端筋を中央部L0/2,下端筋を端部L0/4の範囲とし,小梁の外端(終端)側の下端筋は端部L0/6の範囲とする。べた基礎の基礎梁は地反力により応力が逆向きとなるので,上端筋を端部,下端筋を中央部とする。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。柱脚部の継手の下端の位置は,基礎梁上端からD/2ではなく,柱せいD以上離す。
- (2)適当。一般階の柱の継手は,下の梁上端から500mm以上,上の梁下端からH0/4以上離れた範囲(内法高さの3/4以下)に設ける。
- (3)適当。べた基礎(耐圧スラブ付き)の基礎梁は地反力を受けて応力が一般の梁と逆になるので,上端筋の継手を両端部L0/4,下端筋の継手を中央部L0/2の範囲に設ける。
- (4)適当。両端が大梁に接する小梁は,上端筋の継手を中央部L0/2,下端筋の継手を両端部L0/4の範囲に設ける。
- (5)適当。外端(終端)のある小梁は,上端筋の継手を中央部L0/2,下端筋の継手を外端側はL0/6,連続端側はL0/4の範囲に設ける。
引っかけ:継手は応力の小さい位置に設ける。べた基礎の基礎梁は上下が逆,接地階の柱脚は「基礎梁上端からD以上」と覚える。
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→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.51。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する